不登校の子、勉強のわからない子のためのプロ家庭教師です

困っている子のために

When one door is closed,many more is open. 「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」ボブ・マーリー
元不登校で共感力が強い家庭教師です。
家庭教師歴20年以上 大人の目線で見ない、世間の見方に流されません。 その子の道が必ずあります。

雑感

 不登校、学習障害とくくるのは抵抗を感じます。
 ひとりひとり、全く違います。
 それぞれのお子さんの様子をじっくり見て、その子に合う方法を見つけます。授業後にお母さんとたくさんおしゃべりして、いい勉強法を見つけることも多いです。
 子供たちは色んな人の目で、色んな角度で見てあげたいですね。私もその一人です。

謝ってはいけない…ダークトライアングル

とっても不思議でした。
いじめはして楽しいのだろうか。
(保身で加担する人ではなく、中心者)

DV加害者はどうして、やめられないのか。
更生プログラムカウンセラーの記事を
見つけたら気になり読みます。

加害者も
それなりの理由があり、
可哀そうと捉え、
良心の呵責に目覚めるのではと
期待しました

そうとは限らない…らしい。

それよりも、その心理に、合う対処をして繰り返させない。

少年院の元所長、小栗正幸さんの著書に
善悪の思考経路がない少年に
盗みが悪いと教えても通じないので、したらどう損をするか、
…「損得」で説明します。
寂しいですが、その子に通じる手段を使う方が本来の目的、再犯を防げます。


メンタリストのDaigoさんと宮迫さんの対談、YouTubeを見ました。

もともと人のことを何とも思わない性向の人がいると説明され改めて認識しました。

動画ではDaigoさんは自身のいじめ体験を話しました

明るくさらっと…でも結構ハード!

小1から中2までの8年間、友達もいません。
いじめサバイバーです。

トイレの個室に入ると、3人がかりで
閉じ込められ、両側から水をかけられ、びしょぬれに。
(片側からならよけられるのに)

靴のつま先部分に画びょうを仕込まれ、
知らずにつま先をとんとんして履いたら、
親指の爪と肉の間にグサリ。痛いし治りにくい。
(かかとなら皮が厚いから痛くないのに)

いじめを認めると困る人が多い…いじめっ子、先生、教育委員会など。
助かるのは自分だけ。
だから、先生は見て見ぬふり。
当時はツイッターもない。
進級し、先生、クラスが変わってもいじめは続く。

Daigoさんは
自分は無力で、いじめられて当然と耐えてきました。
ところが、
中2のとき、工作室で
とうとう、母親までもバカにされて
手元の刃物を相手に投げつけました。
外れましたが後ろの壁に刺さりました。
殺意が伝わり、それ以来いじめがなくなりました。


わかったのは、
一番やってはいけないのは謝ることでした。

Daigoさんの説明によると

人を傷つけてもなんとも思わない性向があります。

まず、ダークトライアングル 
サイコパス 
 人の感情を踏みにじっても何とも思わない他人の痛みに鈍感。
  共感力が著しく低い。
マキャベリスト 
 他人を自分の目的のために利用しても何とも思わない。
 手段を択ばない。
ナルシスト 
 自分が一番。自己中心的。

加えて…
サディスト 
 他人の痛みが自分の快感になる


これらの人には謝ってはいけない!

謝ると、
「人間的に弱い、自分の餌食になる」と判断され、もっと、傷つけてきます。


 どんな人でも、今はわからなくてもいずれ分かってくれると…思ってました。
 それが、通じないタイプの人もいるようです。私も解せない人がいます。どうして平気なんだろうと不思議でした。この説明にうなづけました。

 その場合は、相手が変わるのを期待できませんが、対処法はあります。その方が自分が傷つかなくてすみます。このブログをまとめている間にたまたま「マニピュレータ」(優しくて理不尽で知らないうちに人をあやつる人)の記事を紹介して頂きました。そのリンクも貼ります。読んでみると私も振り回されそう、対処法も書いてありです。

余談
Daigoさんの話をまとめながら「いじめ」はごまかしの言葉ですね。どうみても犯罪です。

参考映像

優しいのに理不尽な厄介者「マニピュレーター」にご注意を。
知らないうちにあやつられてる可能性あり

児童文学とナチス退廃「芸術」美術展

退廃「芸術」展を御存知ですか?

以前…
友人と鎌倉の近代美術館に寄りました。
たまたま「芸術の危機ヒトラーの退廃美術」開催中でした。
何の知識もなく閲覧したのですが、
それは、ヒトラーが退廃と決めつけ貶めた芸術作品を集めたものです。
見たことのない作品が多かったのですが、
作者は誰でも知っている、そうそうたるアーティストばかりでした。

それから、20年ぶりにこの言葉に出会いました。

それが、児童文学、カニグズバーグの小説です。

私はカニグズバーグが好きです。
カニグズバーグは小5の国語教科書にものりました。
「流星の夜」…読んだ方も多いのではないでしょうか。
おばあちゃんと少年(孫)のやりとりが辛辣でおもしろかった記憶があります。

ムーンレディの記憶
E.L. カニグズバーグ
岩波書店
2008-10-17



さて、ここでとりあげるのは「ムーンレディの記憶」です。
孤独なふたりの少年が出会い、
そこに、謎のおばあちゃんゼンダーさんが加わり…

見覚えのあるパターン。

ところが…

読み進めていくと…

少年の一人の名付け親、ピーターが登場。
そのピーターはアートセンターの館長で
退廃「芸術」展を開催する…えっ!

結構、重い内容ですね。ところが、カニグズバーグの手にかかると読みやすい。

退廃芸術とは…

本書によれば
1937年の夏、ヒトラーは宣伝大臣ゲッペルスに第三帝国(つまりヒトラー)が認めない近代美術品のすべてを押収する(強奪する)権限を与え、1万6千点以上の作品を押収した。ミュンヘンの古い倉庫で退廃「芸術」展と題して展示し貶めた。それはドイツ人に近代美術がいかに有害かを教えることを目的としていた。ナチス高官が隠匿したり、消防訓練として、消防署の庭で焼かれた作品もあります。

戦後…これは物語の伏線にあたります。

ピーターはかつてサンフランシスコで退廃芸術と呼ばれるコレクションを見に行って興味をもちます。

以下「  」内は、本書からの引用です。

「退廃『芸術』展の最初のスポンサーは、」以下のような「疑問を問い続けたいと考え」ます。

「政府が芸術作品を強奪する権利があるのか?
国民に好き嫌いを押しつける権利があるのか?
なぜこのようなことが起こっただろう?
また起こる可能性はあるのだろうか?
好みは政府が決めることなのか?」

そこで「大都市の美術館を気軽におとずれることができない人にも」鑑賞してもらえるようなシステムをとりました。

ピーターもそのシステムに申し込み、彼のアートセンターで退廃芸術展が実現します。
 

「退廃とは degenerate  本来は『劣化・変質』という意味の医学用語です。神経の不調により『正常』でない状態を指すのに用います。」

ナチスの理論は
「ナチスは<退廃>とは正常からかけ離れたものー堕落したものーと定義づけ、そうしたものは同じ人間と認められない、としました。」

「ナチスは勇んで退廃者リストを作り、」
「身体障害者、精神障害者、ユダヤ人、同性愛者、ジプシー、エホバの証人、共産党員などはすべて生まれながらに退廃している」

   ユダヤ人の虐殺は映画化も繰り返され、よく知られています。しかし、他の対象者についてはほとんど知りません。
  
 私の場合
 身体障害者、精神障害者については… 
 ドキュメンタリーがNHKで放映されました。戦後70年を経た頃のもので、ごく最近ですね。
 驚いたのはユダヤ人虐殺の装置、ガス室は 元は身体障害者、精神障害者のために医者が開発したことでした。当時、地方の病院に、多くの患者が次々と送り込まれてくる、ところが、退院していく人がいない。地元の人も不可解さは感じていたと。…行方不明になった、おば(障害者)の消息を探す女性も描かれていました。てんかん等 当時治る見込みのない病の人も対象になったと。家族も疑いをもちながらも恐れて触れずにきた…。

 ジプシーについては…
 ジプシーに加わった少年の手記「ジプシー」(早川文庫、1977年版)で知っていました。でもそれ以来は無し。本書でやっと再確認しました。そして、他の排除の対象者については全く知りませんでした。

話を広げすぎました。

本書に戻ります。

「退廃した者たちが作り出すものはすべて退廃している」

近代美術について「政府がこれらを野放しにしておけば」「すべてのドイツ文化は退廃するだろう」「深刻な脅威となる」よって「排除されなければならない」とナチスは実行したわけです。

要は自分と異質なものを排除するということ。
ナチスが特別ではなく、人間にはどうもこういう術中にはまってしまう習性があるように思えます。


ピーターはアート・センターの退廃芸術展の開催にあたり、パンフレットをつくります。
そこに
「ナチスが没収と<退廃>という言葉を悪用することによって反近代芸術運動を始めた」と記します。さらに退廃とみなされた芸術家の名を挙げその理由を解説します。

この辺りの記述もわかりやすいです。

ちなみに本書であげられた芸術家は

アンリ・マティス、
ピエール・オーギュスト・ルノワール、
パプロ・ピカソ、
フィンセント・ファン・ゴッホ、
マルク・シャガール、
ジョルジュ・ブラック

近代美術史に欠くことのできない人ばかりです。

さて、
そこに、ぶっとんでいるおばあちゃん、ゼンダーさんの過去がリンクしてきます。

歴史の大きな流れ、過去と現在に行き来し……

ミステリみたいなテイストもあります。

少年たちとゼンダーさんとの会話も楽しいです。


児童文学を侮ることなかれ…こういう形で歴史を読めるのはいいですね。

カニグズバーグの作品はほとんど読んだつもりだったのですが…
読んでない作品がまだあるかもしれない…と思った次第です。

これはカニグズバーグが80歳に手が届く頃の執筆だったそうです。
エネルギッシュ!





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教科書を鵜呑みにするのはイヤだ

教え子とのある日の出来事

数学の教科書の解き方を拒否されて
勉強自体いやなのかなとちょっと心配したのだが、
じゃあ私が解くのを見ててと計算し始めたら、
自分のやり方で解きたいと計算を始めた。

確かに、教科書の解き方は簡単に答えをだせる。
でも、自分で考えるのはとてもいいことだ。

自ら考えようとしてくれるのは嬉しい。


また、そこには
規定のものに盲従したくない自我も見えた。
長いものに巻かれたくない…いいなあ…そういうの好きだ。

そのうえで、やはり規定の方法がいいと実感して
納得したらその方が身に付くだろう。
自分で判断することが大切。

結局
いろんなアプローチを試みて、自分なりのやり方を貫いた。
これは新しい方法だと自慢。

そーかなぁ、さすがに進化じゃなくて退化だと言ったが
こういうことをする子は好きなんだよねと。
自分で考えるのはいいことだと伝えた。

そこで、
こんな内容をツイッターで見たとメモを見せた。
(実は大分前に教え子に見せたくてメモしたもの)
  割り算を習う前の子が、
    40÷8は?
      子ども 5+5=10
           4+4=8  答え5

どういうつながりなのかな、割り算を知らないですごいねと。
自分なりに考えた答えは価値があるよねと。

答え合わせは
こういう解き方もあるよと教科書の方法もノートの余白に書き入れ説明しつつマル付けをした。
もし、使いたくなったら参考になるようにと、とりあえずのエクスキューズ。
教え子がそれを使うかどうかは自由だ。
もちろん、教え子の出した答えもプロセスは違うが…多分学校じゃ通用しない…答えは正解だから〇。


宿題は同様の設問を
解き方は好きにしていいよと出した。

自分で工夫したいという気持ちは大切だ。
簡単に大人に従うことは無い。
黙って従うことの方がラクだけど
あえて難しいことを選んだのだから尊重したい。

教え子は楽しそうだった。






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反日の中,中国人による日本文化紹介誌を創刊

 ここしばらく近隣の国への政治家の言動に不安を感じます。
 そこでこの記事を改めて投稿します。

 中国は反日の人が増えても、

   必ず「そうだろうか」と疑問を呈する人たちが出てきます。
 
 私たちも情報に流されずそうありたいと思える内容です。
 
 
 中国に「知日」という日本文化を紹介する月刊誌があるそうです。

 中国の若者に読まれており、毎号5万から10万部、最大で12万部売り上げるそうです。


 創刊は2011年1月。その時期が興味深いです。

 創刊の4か月前、尖閣諸島沖で中国漁船が日本の海上保安庁の巡回船と衝突する事件があり、日中関係がかなり緊張した時期です。

 発刊を決めたのは、その衝突事件の最中、

 出版記念会は、反日デモのもっとも激しかった場所の近くで開催。

その時期にした理由は…

 反日行動が激しくなるとそれを疑問視する人が必ず出てくる。

 日本を非難する中国人さえも日本の情報を求める。

編集スタッフはすべて中国人。日本政府や企業の支援は一切受けてません。

ターゲットは18歳~35歳

コンセプト 
    日本について自分のことのように知り尽くす。
           
           「知日」は縦に合わせると「智」になる。

    日本人も気付かない文化の魅力を発信

    ○読者が個人として活用できる情報。

    ○特集テーマは日本のライフスタイルや文化。

    ○政治や歴史認識などは一切扱わない。

 扱った特集 「漫画」「鉄道」「断捨離」など  
 大好評だった特集 「猫」「日本人の礼儀」など

 編集長は1980年生まれの中国人。日中戦争の激戦地で産まれ、反日教育も受けているのですが、村上春樹の作品を暗唱するほどの大ファン。

反日色の強い時期の中国でこの本を創刊した、その勇気がすごいです。

「日中友好」などのスローガンをこの雑誌は訴えていませんが、

人間が本能的に文化を求めている欲求に応えています。

人間はイデオロギーやナショナリズムにとらわれず文化を求めます。

(「知日」主筆・作家・神戸国際大学教授 毛丹青氏のインタビューより概略)

文化の力を感じます。

以前、美輪明宏さんがどんな政治家よりも一人の歌手の方がはるかに

外交に貢献できるという主旨をおっしゃったのを思いだしました。

友好、友好と声高に言うと嘘っぽくなり不自然になります。

でも、この本のように意図せずともその方向へ行くのがいい。

戦争は外交の失敗です。文化交流をと願わずにいられません。









 

平方根・助詞の分別は必要?

平方根・助詞の分別は必要なの?
再び不要な知識(かもしれない)を学ぶことについて考えます。


勉強は通常の生活には使うと思えない、
実生活と無関係としか思えないことも学びます。

子供たちが「何でこれを勉強しなくちゃいけないか」と思うのは当然でしょう。

「『は・が・も…』助詞を見分けるなんて要らないと思います
「平方根なんて…ふだん見たことない
「因数分解?使うの?

「役に立たないのにやりたくない
「無駄なことを勉強したくない

私も中学生のときはそう思いました。
それでもおもしろいと思ったものは勉強しましたが…。

大人がよく言うのは
「義務教育は基本だから、知らないと将来、相手にされないよ」
「やらないと後で困るのは自分だよ」

私も子供の頃言われたかな。
大人たちがこう言うのもおそらく
自分自身、子供の頃そう言われたからではないでしょうか。


  子供は「今の不満」を言ってるのに、
  大人は「将来の不安」で応じる…なんだかね。
  話がかみ合わない。

大人のこれらの対応は子供をだまらせる効果はあります。

でも中には負けない子供もいます。
「後で困るのは自分で他の人は困らない。だからやらなくていいでしょう

ここまで言うとは、
素晴らしい!アッタマイイ。覚悟ができている…かどうかはワカリマセンが

初めての教え子に
「なんで勉強するの?」言われたのを思い出しました。
そのときは
「あなたが将来何になるか分からないから
いろんな知識を身に付けて自分の引き出しを増やしましょう。」
と言った覚えがあります。


でも、この場合は通用しないですね。
私もそう思うので、さっさと認めます。
「そうだね。役に立たないね」と。
因数分解は思考的には役に立つ事例を聞いて感心したことがあるのですが、
平方根など
ホントに普段の生活で使ったは覚えがありません。

でも、セオリー通りのことを言うのは嫌いです。

  やらないと「テストで困るよ」「将来困る」
  高校入試試験にでるよ。etc
   
  子供たちが求めている納得できる答えはそれではないと思います。


さて、私の反応にあきらめたのか
子供は黙って勉強を再開しましたが、
私はあきらめきれず
教科書の後ろのページをめくって、
「やらなくて済まないかな…ああ…また出てくるね」
子供は勉強の手を止めて「えっ?」
「ほら、終わりの方にまたあるよ」
子供も教科書をめくって「本当だ」

今、流してもいいけど…もし必要になったら、
自分ひとりで調べ学べるよすがになればと勉強を続けました。

後で、実際にどんな場面で使う知識か検索しました。
回答のなかには
「将来困る」「役に立たくても学ぶべきだ」
などもありましたが…

親切な回答もたくさんありました。
役に立った具体的経験です。

その子の興味に沿う内容を選んで
プリントしたものを後日、渡しました。
その中の
ある方の「知識はお金になります」の言葉は
ここだけ抜き出すとあまり感じよくないですが、
ご自身の仕事内容を詳しくのべた後の締めでしたので
説得力がありました。

あまりに現実的で子供と一緒に苦笑しました。

子供の求めている答えはこれではないかもしれません。
でもプリントは持ち帰ってくれたのでひとまずホッとしました。

おそらく子供も明快な答えは無いと分かっているかもしれません。

 



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学習報告書は何のため

毎月末、学習報告書を保護者様にお渡します。

学習報告書の内容は科目ごとの単元と小テストの点数、出した宿題、所感です。
勉強から帰宅したらその日のことを忘れないうちにパソコンに打ち込みます。
所感は思いつくままに書き入れます。
そして、お渡しする日の前日にまとめます。
でも、まだ完成ではありません。
後日、まっさらな気持ちになったときに読み直しさらに推敲します。


報告書を渡す目的は、事実をお知らせするものではあるのですが、
それだけでは、意味がありません。

多くの先生もそうされていると思いますが、
どこかで勇気づけるような内容にしたい。
私の文才でそこまでの力があるかはわかりませんが。
報告書は子どもをジャッジするためのものではありません。

打ち込んだ内容を、一晩、最低でも一時間は間をおいて見直します。
そのとき良いと思っても、時間を置いて気持ちをかえて改めて見直します。
そうすると直したいところが見えます。
 
過去に私には苦い経験があります。
電話でしたが、その電話で失敗しました。
15年ほど前です。私の「可愛い」と思っての一言が、
お母さんにとって全くちがう意味に聞こえてしまったことがありました。
のちの面談でそのお母さんにそう告白されたとき、
私の思慮の足りなさを反省しました。
今でも思い出すと胸が痛みます。

よい思い出もあります。
数年前に、教え子の進学先の学校へ提出する報告書(要望書)を
家庭教師の私にも書いてほしいとの依頼が保護者様からありました。

提出先は教え子に初めて会うことになる先生方ということになります。
私の書いた一言で教え子への印象が変わりかねません。
親御さんが読んでも納得でき、
進学先の先生にも役に立つ内容でないといけません。
「得意」を書くのはラクですが…。
「苦手」も書かないと…また、ただ列挙するだけではダメです。
「苦手」を書いたら、どのように克服したかの経験を必ず付け加える等
何度も書き直しました。

幸い喜んで頂けてほっとしました。

言葉は人を生かしも殺しもします。

これは、常に心におくべき自分への戒めです。

 
 ↑(報告書例です)


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君にあえてよかった…登校拒否児が不登校児童に逢う

不登校の子どもたちに会うと
忘れていた
子どもの頃を思い出します。


私は、登校拒否児と呼ばれました。
幼稚園からだから登園拒否児でもありました。

家族の反応は…
母には追いかけまわされ、
父は傍観者。
「(学校へ行かなくても)昼寝して嫁に行けばいい」とは母から聞きました。
高校をやめるとき、父は「ここまで頑張ったのだからもういいよ。」と言ったそうですが、これも母づたいです。
父と不登校について話した覚えは一切ありません。

3人の姉兄たちは…
10歳上の姉には「よその人に何と説明したらいいの?」と責められました。
9歳上の長兄はほとんどノータッチ。幼い私が学校へ行かず隠れているのをみつけたら言いつけますが。「しょうがないな」程度で終わらせます。傍観者に近いです。
2歳上の次兄は私が怠けてると苛立ち実力行使。中学生の時「学校へ行け」と廊下を引きずられたこともあります。大学生の講義で「学校へ行くときお腹が痛いのは本当に痛い」と聞いたと。そこからは多少理解を示しましたが、私は既に高校中退してました。
 

そんな状態が幼稚園から高校中退まで12年くらい続いたわけです。
きつかった。家族一同、親戚一同から結果的に疎外されたから。

一番つらいのは
登校時間になる度に「私はダメな存在」と自分に刷り込むことです。毎日ですね。
自分はいなければいいと強烈な自殺願望になりました。
家族はもちろん誰にも言いませんでした。
自殺した親戚が生前「本当に自殺したい人は口にしない」と言ったと聞かされたことも効いてました。

母は私を治療院や病院などあちこち連れていきました。
ある医者は「学校へ行こうと思うから悩むんだ。学校へ行くのを諦めなさい」と言いました。
なげやりで冷たい感じを受けました。でも、こういう医者が当たり前の時代でした。

薬にも頼りましたが、こんな事件が起きました。
高校を中退した後、
母がある本で「よい薬」を見つけ
早速、隣駅の病院でその薬を処方してもらいました。
ところが
薬を飲んだその日に、
体がひきつり、即入院。
目を閉じることもできず、自分でトイレへも行けません。
母に生まれて初めて謝られました。
眠られないまま夜が明けたころ、やっと楽になりました。

病院ではいろいろな検査をうけました。
異常はありませんでした。
そこの医師に、別な病院を紹介されました。

県をまたいだほど、遠方の大病院でした。
電車やバスを乗り継ぎ、何時間もかかり、迷い、やっと着きました。
病院ではさらに長時間待たされました。
初めてあった医師は私たちの態度を病気だと言う「自覚がない」と厳しく叱りました。
大病院の常識…薬で待たされ、会計で待たされ、家に帰ったときはくたくた…。
母も私も通う気は失せました。
自覚がないと言われれば医師の言う通りです…。

処方された薬は飲みました。
しかし、私自身、今まで処方された薬が効いて学校へ行った覚えはありません。
だから期待もしません。
ちなみに飲む甲斐があったのは睡眠薬だけです。

薬がだめなら…
カウンセラーはいいかもしれません。
ただし、自分に合うカウンセラーならばの話です。

こんな苦い経験があります。
私が14歳の時、登校拒否児を扱う青少年相談センター関連の中学へ1年間転校しました。
そこでは28歳の女性カウンセラーとの週1回の面談をもたれました。
狭い面談室で二人きりです。気を使ってどうでもいいことをたくさんしゃべりました。

そのセンターは不登校対象ですが、理解のある先生はたった1人。
他の職員は認識が無く、
中には「勉強が嫌いだから学校へ行かないのでしょ」と平気で言う男性教師もいました。
勘の鋭い生徒はその教師をとても嫌ってました。

やがて中2の終わり、元の中学校に戻る時期になりました。
戻る中学へセンターの女性教師とカウンセラーと母の3人で面談に行きました。
そこから帰ってきた母は、カンカンに怒ってました。私がひどいことを言ったと報告されたと。
ホントにしたのかと責められ、身に覚えはありません。
翌日、女性教師に聞きに行くと、簡単に丸め込まれてしまいました。
更に、カウンセラーには「知らない、そんなことあったの?」と逆に聞かれ、ウソをつかれました。
(帰って母に伝えたらカウンセラーの言葉に目をむきましたっけ。)

ところで…
唯一の認識のある先生が付き添った生徒のお母さんは感動してました。
「娘のことを責任もって学校へ説明してくれた」と。
私は運が悪い(泣)

その日は、女性教師やカウンセラーに腹が立つよりも、
体よく丸め込まれ言い返せなかった自分が情けなく、
私はめったに泣かないのですが、帰り道はぽろぽろ泣きながら歩きました。

だから、自分に合うカウンセラーでないといけません。
無理にしゃべらなくていい、
子どもの期が熟するのをまってくれるようなカウンセラー。
みえすいたウソをつかないカウンセラー。

さいわい、
戻った中学校の担任はあたたかい先生でした。
センターの女性教師の話を真に受けず、自分の目で私を評価しました。
戻っても、よく休み、遅刻しました。
しかし、休んだらノートをとってくれる同級生も出てきました。
その先生はそんな場を作ってくれたのかもしれません。
卒業文集に「中3が一番楽しかった」と書きました。


このように
子どもたちと出会っていろいろ思い出しました。
今なら見えることもあります。
思い出すと気持ちがワサワサもしますが、恨みやつらみにまで発展しません。

とりあえず生きてきました。

思い出すのが悪い事ばかりではないです。
そういうきっかけをくれた
子どもたち…

思うのは

自分の幸、不幸を決めるのは誰でもない

自分だということです。

とりあえず生きて下さい。

前よりも強くなれるよ。



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長い文章なのに、読んで下さりありがとう。
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障害を作るのは社会

障害者の施設に行って
想像はしてましたが、
世の中にはたくさん障害者がいるんだと実感しました。

町を歩いていても、障害者にまず会いません。

それがコワいと思います。
もちろんひとりでは外に出られない現実もあるのですが。

裏を返せば、インフラの不備で外に出にくいともいえる。
バリアフリーの充実などハードの面も重要ですが、

ハードのみならず、ソフトも含めて社会が障害者をつくる。
障害者がいるのが当然、サッと手助けできるそんな教育がされていたらと思います。
障害があるなしに関わらず出来ないことは出来る人がフォローするのが当然な社会だったらと…

大分前ですが、
私自身、目の見えない人を手助けをしようとしてもどうやったらよいかわからず、
どぎまぎして失敗したことがあります。
やらなければよかったと後悔して…。気持ちがあっても出来ない人も多いのでは。
そういうことが自然にできる教育をして欲しかったなと…ただ「助けましょう」とスローガンを言うのではなく
具体的にどうすればよいかなど知っていれば随分違います。

障害者同士でも、
施設内で軽度の障害の子が重度の障害の子に追いかけられ、怖がりました。
体格が自分より大きければ仕方ありません。
また、よだれを垂らしている子を見て「汚い」とはっきり言う子もいます。

それを倫理的に否定するのではなく、「そんな子もいるよ。それが社会だよ」と、
受け容れる社会を醸成したいです。

施設内でしたら、触れ合えるので経験を積めますが…

今のように障害者を施設に隔離したら、障害者をさらに「社会的に」増やすことになる。

以前、ツイッターに北欧の街で、日本の四肢が無い方が道端で話しこむ写真がアップされました。
「誰も振り返らないよ」と楽しそうなキャプションがついてました。
ごく当たり前の風景。これが、バリアフリーなんでしょう。

つい、外国はいいなと思ってしまいますが、
その国の人たちが訴え、それらは闘い獲得したものなのでしょう。

黙ってては何も始まらない…ですね。
言わなくてはわかりません。




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学校へ戻すことだけが目標?

「不登校は学校へ戻すことを目標にすべき」…かな

今でもそうなんだ…。これしか言わないんだ。

数年前、家庭教師派遣で不登校の子供のサポートをうたった会社へ

興味をもち、行ったことがあります。

若い、支店長(と名刺に記載…一見、塾なのに支店長に?…)が応対してくれました。

広々とした明るい事務所には教室のようなコーナーもありました。
この会社は学校の校長先生と連携をとっているとのことでした。

そこへたまたま高校生くらいの男の子が入ってきて
「勉強をしたくない」と他の社員にうったえてました。
社員はごねる子に「校長先生にいいつけるぞ」と強い口調で応じてるのが聞こえました。


すると、支店長は席をはずし、急いでその子を事務所の外へ連れだしました。
しばらくその子と話す様子がガラスの向こうに見えました。

もどってきた支店長に

「学校へ戻すことが目標ですか」と聞くと、

「そうです。子どもたちがそう望んでいますから」と即答しました。

私は首をかしげました。

40年前と変わらない認識です。
この会社は不登校生募集と大きくうたっているのに…浅い…。


どの子供も学校へ戻りたいと言うのは当たり前です。
他に選択肢を知らない…
望んでいなくても「そう言わざるおえない」のです。


でも、行きたいと言いながらも出来ません。
身体がいうことをききません。
その裏にいろんな思いもあります。
辛さ。苦しさ。孤独。疎外感。

「学校へ行かないと将来が不安だ」と
それは「圧倒的正しい」、子どもが抵抗できない言葉です。
子供を追い詰める言葉です。
親も追い詰めます。
その不安に子供自身、毎日苛まれています。
私がそうでした。

一概にこうしようとは言えません。
そこにマニュアルは存在しません。

まず、その子の学校へ行っていない「今」を肯定してあげたいです。

学校へ行かなくていい。


最近、ある不登校の子のお母さんから聞きました。
我が子が学校へ行けなくなった時、
小・中学校へ行かなくても卒業できると誰も教えてくれなかったと。
知らないから、登校行動を無理強いし子どもを傷つけたかもしれないと。

学校は教えてくれない。
「お母さんしっかりして下さい」と、とにかく登校を促す。
もしかしたら、学校の担任の先生も知らない?
自分のクラスに不登校の子どもが出て
促しても登校しないので調べたら…先生自身も初めて知るのでは?と勝手に想像します。

学校へ行かなくても、生きていく道は必ず見つかります。



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60年前…「ひきこもり」の不幸

不登校も引きこもりも、そういう言葉さえがなかったころ。
60年以上前の話です。

出社拒否の男の人がいました。

今で言えば「引きこもり」です。

認識の全くない時代でしたので
その人へは「やってはいけないこと」を周囲は沢山しているのですね。
そして、最悪の結果を招きました。

「昔のことだから」と簡単に片付ける気にはなりません。

現在は昔に比べて「引きこもり」が認知されてますが、
それでも「わかる人」たちにアクセスしない限り
同じ過ちをする可能性は大きいと思います。

その男の人は
学生時代は勉強もスポーツもでき、
母親自慢の息子だったそうです。
父親は一流企業の役員です。

有名私立大学を卒業後、父親の会社と同系列の一流企業に入社しました。
すべて順調でした。

ところが、
会社へ出勤するようになると「吐き気がする」と帰ってくるようになり、
とうとう会社を辞めました。

そして…ずっと家にいるようになります。

両親は結婚をすれば立ち直るのではと
男の人は結婚をします。
子供も生まれました。

趣味でカメラをたしなみ、自家用車も与えられお嫁さんが子供の送り迎えに運転しました。
外側からは贅沢な生活をしているように見えました。

でも、自立できません。

引きこもり生活が10年に及びました。
男の人は30才を過ぎました。
子供は6歳に。妻は不安をもらし…。

父親は心臓に持病を抱え、養わねばらない息子を責めました。
「お前を殺して自分も死ぬ」と口癖のようにいいました。
母親はかばいました。

家族はやっと男の人を入院させました。
そして、男の人は病院を抜け出し、命を絶ちました。

たまたま近所の子供がその頃の男の人を見たそうです。
夕刻、その家族の家の前の坂道で遊んでいたら、
白いシャツにズポン姿、素足に下駄をつっかけた男の人が立っていました。
そのときの男の人のうつろな顔が忘れられないと言います。
その子が目の前にいて見上げてるのに気づく様子もなかったそうです。

家族の嘆きようは大きなものでした。
父親は死ぬまで息子の腕時計をし続けてたそうです。


不登校は若ければ若いほど回復力があります。
不登校ならまだ、間に合います。


出社拒否で周囲の認識もなく不幸な結果を招いたこの事件を悼みます。









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元々あるものに気付こう!

何をやっても続かない。
高校をやめた後、
「何かをしないと」と、いろんな語学に手を出しました。
でも、その国に行きたいとか、その国の小説を原典で読みたいとかいうモチベーションは全くなく、たまたま語学は学校が多いので、手っ取り早く始められるから飛びついただけでした。

結局、長続きしませんでした。
いろんなことをやってはやめの繰り返し。

ところで、
PRプロデューサー 殿村美樹さんの話をテレビで見ました。
そのお話は大切なことを示唆していました。

殿村さんのヒット作として特に有名なのは、
彦根のゆるキャラ「ひこにゃん」。香川の「うどん県」。

地域活性化と「ご当地もの」を作って盛り上がっても、ブームが去ったら
おしまいになることが多いそうです。

ところが、
彼女のプロデュースしたものは彼女らプロのスタッフがいなくなった今も健在です。
なぜでしょうか。
それは、徹底的なその土地のリサーチです。
彼女らスタッフは時間をかけその土地の産物やお店などをまわります。
土地の人が当たり前と思っているもの、元々あるもので魅力的なものを見つけ出します。
そして、それを中心にすえます。
もともとあるものだから彼女らスタッフがいなくなってもずっと続けられます。

もともとあるものを見つけ出す。 
これは教育に関しても相通じるものがあると思いました。

あの頃の私も、恰好をつけて自分を振り返らず手近なものに飛びついていました。

何かはしないと自分が見えてこないから、何もしないよりはましですが。
でも、もっと、自分自身とじっくり対話するような面も必要だったと思います。 
今のこの仕事が長続きしているのはもともと自分の中に学習好きな習性があるからのようです。
もともとあるものに気づくー子供達の中のそれに気づけるような静かな眼も持ちたいです。



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苦手科目好きになったよ

塾の講師をしていた頃の話です。

ゴールデンウィークも過ぎた頃でした。
塾を「卒業」し、高校進学した
子供たちが数人
久しぶりに塾に遊びにきました。

陸上部で中の良い男子グループです。

それぞれ別々の高校へ進学してました。
色んな種類の真新しい制服を皆着ています。
子供たち同士も会うのもたのしそうでした。
職員室で、それぞれの近況の話で盛り上がっていました。
その様子を傍らで私も嬉しく、眺めていました。

すると中の一人の子が

私に
「先生」

話しかけてきました。

「先生のおかげで国語を好きになったよ」

ちょっとびっくりましした。
彼は数学が得意で、国語はそれほどではありませんでした。
他の先生が「彼は数学はできるが、国語は苦手だ…」と言うのを聞いてます。

私はそんな彼の国語を担当しました。
彼の国語の成績はあまり伸びませんでした。

だから、彼の思わぬ言葉にびっくりしました。
「どうして。役に立ってあげられなかたのに…」と。
すると彼は
「だって、先生は僕のことをあきらめなかったじゃない」

この彼の言葉に
何が大切かを改めて教えてもらいました。

この仕事をしていていろんな失敗もあります。
もう少し何かできたのではと落ち込むこともあります。

そしてこの出来事を思い出して自分をはげまします。
彼のこの言葉に仕事の大切な根っこをつくってもらったと思います。






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出来ることを見つける

随分、前のことですが。

知人に5歳くらいの男の子がいました。
その子は
当時はまだ発音がしっかりしてませんでした。

男の子ならではなのか、女の人が好きで、
男の人にはあまり興味を示しませんでした。

ところがある日
お父さんの友達で学習塾の先生が遊びにきました。
男の先生です。
男の子は絵本をもって嬉々として玄関にとんできました。

後でお母さんにきいたら…、
その先生は以前来た時、
男の子の様子を見て
サ行の発音は苦手だけどカ行の発音ができていると気付きました。
それで、その子にカ行で答えられる質問をたくさんしたそうです。

よほど楽しかったのでしょうね。

得意なことで遊んであげるっていいですね。
その影響もあったのか、男の子は読書好きになりました。


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さかなくんと歴史学者

さかなくんと磯田道史さん(歴史学者)の対談をみました。
(NHKで何回も再放送されました。)

冒頭、磯田氏はさかなくんは自分と同じにおいがすると言います。

二人ともひとつのことに突出したスペシャリストです。
対談の中で、
子供のころから似ていることがわかります。

さかなくんは絵を描くことに夢中でした。
魚介関連に没頭するとっかかりはタコだったそうです。

磯田先生も社会科がとてもできて、
他の成績が芳しくない子供だったと。
しかし、長じて古墳の大きさの関連から数学を勉強し、
古文書を読み解くために古典を学ぶ。
必要になったらちゃんと学ぶものだと述べています。

小学生の頃は石仏の拓本とりに夢中になります。
大して上手な出来の石仏ではないけど、
作られたのが戦乱の時代。
多くの人が死んだのを弔うために
作り続けた人がいる。
そこにシンパシーを感じたそうです。
そんな小学生ですから「おじさん」と呼ばれたそうです。

二人で魚の図解と解説の古文書を夢中になって見る場面が圧巻でした。
かたや魚のエキスパート、かたや歴史のエキスパート。
江戸時代が生き生きとよみがえり、化学反応をみているようでした。
学問の分類、理系と文系という分け方がつまらないものに感じました。

日本で文系理系にまたがる作家は
詩人で科学者の宮沢賢二くらいしか浮かびませんが、
そんな立て分けは日本でしか説得力がないかもしれません。

さかなくんはいじめにあわなかったかとの問いに
多分いじめがあったと思うけど気づかなかったと。
小学生の頃はタコに夢中になりタコの絵ばかり描いてたので
よく「タコ」と呼ばれたと。そう呼ばれても喜んで返事をしてたそうです。

いぜん別な番組でさかなくんは
魚もいじめがあると言ってました。
水槽の大きさに合わないくらい沢山魚をいれるといじめがおきると。

さて、二人が子供の頃、
それぞれのお母さんは学校の先生に同じことを言われました。

これしか出来ない。他もちゃんとしてくださいと。

お母さんの反応は同じでした。

このままでいい。

さかなくんは絵が上手なので絵を習うことを勧められたそうですが、
お母さんは「指導されたらこの子らしい絵ではなくなってしまう」と習わせなかったそうです。



受験のためには
すべての科目を過不足なくできた方が良いのです。
しかし
最終目標は子供の自己実現です。
受験もそのひとつに過ぎません。
そこをはずさないようにしたいですね。

だれもがさかなくんや磯田先生のようになれるとは限らない、特別なひとだとか、
あるいは、こんな成功した人もいるよ、君も頑張れとか、
そんなことを言いたいわけではありません。

大事なのは大人は、目の前の課題をこなすだけに気を取られて
その子の特性をつぶしていないかいうことです。

子供がやりたがらない科目を教えなくてはならないときがあります。
まだ、やりたいことが見つかる前ですから、
何が役に立つかわからないので、やならくていいとも言えません。

そんなとき、
子供が楽しんで学べるにはどうしたらよいかと悩みます。
大人が対応するのですから、どうしても強制の要素は皆無になりえません。
できだけ、その強制の要素を減らしたい。
どんな工夫をしたらよいか悩みつつ、
子供の「好きなことへの萌芽」をみつけるようにしたいです。

子供が少しでも興味を示したら「やらせてあげたい」、そう思わない親はいないとある親御さんに言われました。

子供の好きなことへの萌芽を外さなかったら、この二人のように人生を楽しんでいる大人になってくれるのかな。

追記:磯田先生の作品は、「武士の家計簿」「殿、利息でござる」が映画化されてます。
これからも、独自の研究をしようと思ってたそうですが、熊本の震災で、そんなことやってられない。古文書から過去の震災を調べようと決意されたそうです。観測記録の残る前の記録は災害という長いスパンのことに大きく貢献するのではと思います。熊本出身の方から、400年前にも震災があったと聞きました。早速、磯田先生の古文書を読み解いた内容が広がっているのですね。


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認知症を「多様性」と見る視点を

 NHKの認知症キャンペーン放送の一環で、「認知症になった私が伝えたいこと」の著者・佐藤雅彦氏のドキュメンタリー・ドラマたまたま見て、ひきこまれました。佐藤氏は50代で認知症を発症しました。氏は認知症への偏見を変えるために、実名を公表して講演活動をされてます。そのあと氏の講演を動画で見ました。できることとできないことを例証しありのままの現状をわかりやすく伝える内容でした。そして、認知症にもいろいろあると講演されてました。
 重要に感じたのは、この方のキーワードは多様性を認める社会を作りたいということでした。
 これは不登校の子供達にも発達障害の子供達にも共通します。学校に行かないからといって学校に通わせることが問題の解決だと決めてしまう。発達障害だからといって出来ないことのみを訓練しようとする。しかし、それ以前に先ずそのままの子供の姿を認めることが大事なのではないでしょうか。そのままを認めてもらえれば、どんなに子供は安心することか。できないことばかりにこだわられることは自分を否定されることと同じです。自分の人生を変える気力もでなくなります。先ずはそのままでいいよと、安心させてあげる。安心すれば時間はかかりますが元気になります。
 佐藤氏とカテゴリーは違いますが、そのままの自分を受け容れられる理解を求める点では同じように思えました。
 自分と違うものを受け容れる社会が本当に人を解放するものかもしれません。
  追記:佐藤氏の著書を読みました。上記に挙げた「現状」を淡々ありのままに伝えるよい内容でした。

 

不登校…外に出られない

学校へ行かなかった日は
家から一歩も出られません 。
学校へ行かないことは「悪いこと」だと思ってますから。
外に出るなんてとんでもありません。
うっかり外で誰かに会ったら、
学校をさぼって何をしているんだと思われるかもしれません。
隠れていないと…。 

塾の講師をしていたころ
不登校になった子がいました。
お勉強のできるおっとりした子でした。


塾の教室では
仲の良い子たちが心配します。
それで
「学校へ行かなくてもいいから塾へ遊びに来るといいね」というと
子供達が「そうだね」と楽しそうに賛成しました。

あとで、仲の良い子たちがそれを本人に伝えました。
でもお母さんに却下されたそうです。
学校へ行かないのに
塾に行くなんてとんでもないと。
学校は「公」で、塾は「私」ですから、
…まあ当然の感覚ですが。

学校へ行かなくても塾へ行くという
普通では「間違ったこと」をあえて言ってしまいましたが、
何でもいいから、常識にとらわれず
息抜きをさせたいという感覚でした。

常識というカプセルにはまると不登校の子はツライですね。
学校へ行かなくても外へ出てもいいのに。

不登校の子が週一ですがひとりで遊びに出かけると聞いて嬉しくなりました。
 



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世間の通念の無意味さ

最近は萩本欽一さんの大学進学がニュースで何度も見ました。
73歳の大学進学…快挙ですね。

ところで、
世間の通念ってなんでしょう。

60代の友人は人間はいくつなっても成長できるのよと
人間としてもっとよくなりたい、「年だから」とあきらめません。

彼女は還暦をすぎて国立大学の教授秘書になりました。

ずっと専業主婦でしたが、夫と自分の親、
4人の介護を次々とし、数年前に全員をみとりおわりました。

傍ら、ボランティア活動をし、
英語力を磨き
つねに社会とかかわってきました。
頭が下がります。

素養があるから秘書になったと言えますが、
結果を見た、理由の後付けに過ぎません。

本人自身もびっくりしてました。

ところで
最近の脳科学では、80歳を過ぎても脳は発達するそうです。
脳も筋肉とおなじだとか。

これも今までの世間の通念とは違います。
うれしいですね。
生きている限り希望がもてそう。

ふと思います。
世間の通念は何の意味があるかと。

弱気な自分の言い訳にしていないかと自省します。
 



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完璧な子!? 

朝は自分で起き、
すみやかに仕度して学校へ。

帰ったらすぐに宿題を終え、
勉強をする。

テレビも見ず、
ゲームもしない。

夜ふかしせず、すぐに寝る。


そんな子供に…


私はなれない 。





ある先生がこんな内容を言うのをテレビで見ました。

最後は別として(笑)
何か違和感があり、おかしみを感じました。

本当にこれらのことがすべて出来る子供って
理屈上では「理想的な子供」ということになります。
小言の必要はないけど、逆に拍子抜けしそう。




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