不登校の子、勉強のわからない子のためのプロ家庭教師です

困っている子のために

When one door is closed,many more is open. 「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」ボブ・マーリー
元不登校で共感力が強い家庭教師です。
家庭教師歴20年以上 大人の目線で見ない、世間の見方に流されません。 その子の道が必ずあります。

教育

 不登校、学習障害とくくるのは抵抗を感じます。
 ひとりひとり、全く違います。
 それぞれのお子さんの様子をじっくり見て、その子に合う方法を見つけます。授業後にお母さんとたくさんおしゃべりして、いい勉強法を見つけることも多いです。
 子供たちは色んな人の目で、色んな角度で見てあげたいですね。私もその一人です。

さかなくんと歴史学者

さかなくんと磯田道史さん(歴史学者)の対談をみました。
(NHKで何回も再放送されました。)

冒頭、磯田氏はさかなくんは自分と同じにおいがすると言います。

二人ともひとつのことに突出したスペシャリストです。
対談の中で、
子供のころから似ていることがわかります。

さかなくんは絵を描くことに夢中でした。
魚介関連に没頭するとっかかりはタコだったそうです。

磯田先生も社会科がとてもできて、
他の成績が芳しくない子供だったと。
しかし、長じて古墳の大きさの関連から数学を勉強し、
古文書を読み解くために古典を学ぶ。
必要になったらちゃんと学ぶものだと述べています。

小学生の頃は石仏の拓本とりに夢中になります。
大して上手な出来の石仏ではないけど、
作られたのが戦乱の時代。
多くの人が死んだのを弔うために
作り続けた人がいる。
そこにシンパシーを感じたそうです。
そんな小学生ですから「おじさん」と呼ばれたそうです。

二人で魚の図解と解説の古文書を夢中になって見る場面が圧巻でした。
かたや魚のエキスパート、かたや歴史のエキスパート。
江戸時代が生き生きとよみがえり、化学反応をみているようでした。
学問の分類、理系と文系という分け方がつまらないものに感じました。

日本で文系理系にまたがる作家は
詩人で科学者の宮沢賢二くらいしか浮かびませんが、
そんな立て分けは日本でしか説得力がないかもしれません。

さかなくんはいじめにあわなかったかとの問いに
多分いじめがあったと思うけど気づかなかったと。
小学生の頃はタコに夢中になりタコの絵ばかり描いてたので
よく「タコ」と呼ばれたと。そう呼ばれても喜んで返事をしてたそうです。

いぜん別な番組でさかなくんは
魚もいじめがあると言ってました。
水槽の大きさに合わないくらい沢山魚をいれるといじめがおきると。

さて、二人が子供の頃、
それぞれのお母さんは学校の先生に同じことを言われました。

これしか出来ない。他もちゃんとしてくださいと。

お母さんの反応は同じでした。

このままでいい。

さかなくんは絵が上手なので絵を習うことを勧められたそうですが、
お母さんは「指導されたらこの子らしい絵ではなくなってしまう」と習わせなかったそうです。



受験のためには
すべての科目を過不足なくできた方が良いのです。
しかし
最終目標は子供の自己実現です。
受験もそのひとつに過ぎません。
そこをはずさないようにしたいですね。

だれもがさかなくんや磯田先生のようになれるとは限らない、特別なひとだとか、
あるいは、こんな成功した人もいるよ、君も頑張れとか、
そんなことを言いたいわけではありません。

大事なのは大人は、目の前の課題をこなすだけに気を取られて
その子の特性をつぶしていないかいうことです。

子供がやりたがらない科目を教えなくてはならないときがあります。
まだ、やりたいことが見つかる前ですから、
何が役に立つかわからないので、やならくていいとも言えません。

そんなとき、
子供が楽しんで学べるにはどうしたらよいかと悩みます。
大人が対応するのですから、どうしても強制の要素は皆無になりえません。
できだけ、その強制の要素を減らしたい。
どんな工夫をしたらよいか悩みつつ、
子供の「好きなことへの萌芽」をみつけるようにしたいです。

子供が少しでも興味を示したら「やらせてあげたい」、そう思わない親はいないとある親御さんに言われました。

子供の好きなことへの萌芽を外さなかったら、この二人のように人生を楽しんでいる大人になってくれるのかな。

追記:磯田先生の作品は、「武士の家計簿」「殿、利息でござる」が映画化されてます。
これからも、独自の研究をしようと思ってたそうですが、熊本の震災で、そんなことやってられない。古文書から過去の震災を調べようと決意されたそうです。観測記録の残る前の記録は災害という長いスパンのことに大きく貢献するのではと思います。熊本出身の方から、400年前にも震災があったと聞きました。早速、磯田先生の古文書を読み解いた内容が広がっているのですね。


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考えること「強育論」から

強育論-The art of teaching without teaching-
宮本 哲也
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2004-03-17


著者の教室では
子供たちに答えはもちろん、解き方も教えない。
教室で解けなければ、
家にもどって考える。
その日に解けなくてもいい。
とにかく、本人に考えさせる。

徹底した接し方です。

著者が学習塾の講師を始めた頃は
丁寧に解き方を教えたそうです。
それで、教師は教えた気になり、子供は分かった気になったと。

それよりも、自分で悩み、頭を使い解き方を見つける。
解けた喜びを知ると、さらに、応用力もつくと。

ところで
最近の脳についての言説は
脳も筋肉なら、考えることで鍛えられるというのが主流です。
応用力がつくのも十分納得できます。

この本のメソッドを生半可に真似はできませんが…。

しかし、
子供たちが考えようとする前に、
簡単に解き方を教えるのは反省しなくては…と思いました。
子供たちに少しでも考えさせる機会を作りたいです。
その方が子供たちの力がつくのならば、
教える側として心がけねばならないことです。

教師の「いいなり」になる子を育てるのが目標ではなく、
答えを「自分で見つけられる」力をつける手助けをしたいですね。




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主役は子供…要・教育の多様性

過日、公立の小中一貫校についてテレビのワイドショーがとりあげました。
品川区がその代表でした。

導入当時の報道は
学年のカリキュラムに縛られず、小学校から中学校への連続した学びができる、
公立も私立一貫校のよさを取り入れると。そんな内容でした。

ところが、行政が一貫校を導入した理由は
一貫校にする方が小中別よりもお金が少なくて済むということがあったそうです。

なんだ…お金が中心の発想だったんだ…
こんなやり方が常套手段なのですね。
ちゃんと両面の報道がほしいのだけど。
マスコミの報道はつねに裏を読まないと
うのみにしない…リテラシーが必要です。

さて、話をもどします。

当たり前のことですが、
どんなシステムも良い面と悪い面があります。

大事なのは子供を中心にすえて考えることです。
その子を伸ばすために何がいちばんふさわしいのか。

子供は工業製品ではありません。ひとりひとり違います。
誰もが異を唱えないことと思いますが…
こんなわかりきっていることに対して

「学校」という選択肢しかない。
その不自然さを気づかせたのが不登校の子供達の登場です。

その子に合う教育の場を選べるようにすることが理想です。
やってみて合わなければいつでも替えられる自由度も欲しいです。

一貫校でじっくり勉強するのが合う子もいるでしょう。

別の学校の方が良い子もいるでしょう。
例えば小中一貫校では、9年間も同じ人たちと顔を突き合わせることになります。
いじめなどの人間関係に問題があればつらいです。
でも、別なら中学校でリセットでき、新たな仲間を作れる可能性があります。

学校のような一律の集団が苦手で
制約や強制のないフリースクールの良い子もいるでしょう。
不登校の子のために始められた場ですが。
その子のタイミングでやりたいことを見つかるまで待ってくれ
必要になったときは大人がサポートをしてくれます。

どこにも通わず
家庭学習が合う子もいるでしょう。
自分のスピードで自分の学びたいことを学んでいけます。

あらゆる選択肢があり、
あらゆる側面からあらゆる子供に手をさしのべる。

選んだ学びの場によって差別をしない。


最近、国は大学への予算配分を、人文系を削って、理数系を多くすると聞きました。
すぐに儲けられる人間の育成ですね。
(余談ですが…文系・理系と分けるのはナンセンスだという意見もあります)

そこに見える教育は「国の役に立つ」人の育成ですね。

そこに、その子供の特性を伸ばす視点が見えません。

思い返してみると、
戦前から教育システムはずっとそうだったと感じます。
戦時は戦争で戦えるのに有利な体力のある子供の育成に力を注ぎました。
軍国少年がたくさん育ちました。
体力の無い子は役立たずと差別されました。

その差別については妹尾河童さんの著書「少年H」にも描かれています。

出版当時、私はこの本を上巻しか、読んでなかったのですが、
小学生の教え子に下巻の方がいいよと薦められました。
その下巻に軍隊に合わない青年が出てきます。

少年H (上巻)
妹尾 河童
講談社
1997-01

少年H(下) (講談社文庫)
妹尾 河童
講談社
1999-06-15




戦後は企業の役に立つ教育がなされました。
単純に言うと
自己主張をしない、全体の歯車になる人の育成です。
それは、高度経済成長の原動力になり、
公害という矛盾を傍観する教育でした。


自己主張する芽は子供のころから摘みとられました。
自分の意見を言わず周囲を見る子供をたくさん育てました。

自分、あるいは自分の子供が不登校になって
その理不尽さにおぼろげながら気づきます。

不登校の子は国の方針に合わないということですね。

社会に役立つ子供を育てる…それがずっと続いている教育です。

(もちろんそうではないと個人的に頑張っている先生はたくさんいます)

あるべき形は、真逆です。
…社会が子供に何をしてあげられるか…
教育の中心に据えるのは子供です。
そこから始めたないと。


大人のメンツなんてどうでもいいのです。




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興味がわいた時が「旬」

家庭学習をする楽しさ。

中一の数学を進めながら、小学校の未履修の内容が出ると算数を学びます。
それが終わるとまた、数学へ。
いきつ戻りつしながら、少しずつ知識を埋めていきます。
未履修だった内容は
面積や体積、速さの計算など、多岐にわたりますが、
すぐに覚えなくてもいいのです。
同じような問題はまた登場するので、繰り返しながら残ればいいと思ってます。

文字式で
面積はS,半径はr、高さはh、長さL 体積はVなどで表すと説明があれば
「本当にそんな意味なの?」と教え子は自ら英和辞典で調べ出します。
Surface、radius、height、Length、Volume
見覚えのない単語ばかりです。
中学英語では習わないですが、そんなことどうでもいいのです。
興味を覚えたら調べる「自発」が大切です。

漢字の練習をしながら、どうして「ムジュン」は盾と矛なんだと問われました。
故事を物語ったあと、
教科書の古文「矛盾」を開くと、進んで音読してくれました。

興味がわいたときが「旬」。

「自発」を待つ。
動き出したら、補助をする。
本来はこれが一番理想的なんですね。
せっかく学校へ行ってないだからと…無理に型にはめません。



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義務教育、最初の翻訳は強迫教育!


この本は日本の現代史について述べています。
内容は大きく二部にわかれます。
第一部「明治の日本の始まり」は明治時代初期。
第二部「戦後日本の道のりと現代」は第二次世界大戦敗戦以降。
現代の日本の教育と他国との関係に的を絞ってます。
わかりやすい文章で小中学生向けに書かれたようですが大人にも示唆に富んだ内容です。


第一部では、日本の学校教育の成立の背景が
福沢諭吉の「学問のすすめ」を引用しながら詳しく述べられています。
第一章の「なんで学校に行かなくちゃいけないの」…
「学問のすすめ」の有名な「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は平等を言っているとばかり思ってましたが、福沢諭吉の真意は全文を読み通すとまったく違うものだと初めてしりました。
この本の主旨は「人間は平等ではない。学問をしたものが裕福になり、勉強しないものは貧しい下人になる。だから勉強しなさい」というのだ。。
江戸時代、武士の子は武士に、農民の子は農民に、商人の子は商人になる。だからそれに役立つ実学だけを学べばいいというのがふつうでした。ところがそれらの身分を乗り越えられると説く「学問のすすめ」は画期的な存在でした。当時のベストセラーになったそうです。

しかし、それは表向きだけのことだったようです。
学校は「国を強くするため」の国策で誕生したという。

江戸時代、農民は戦争で闘うのは「武士の役目」で自分たちは関わらなかった。
このような農民に武士のような忠誠心はありません。
明治維新の頃を描くドラマでは「農民も武士と同じに戦えるんだ」と希望に燃える農民出身の若者がよく登場しましたが、あれは稀有な存在だったのかもしれません。ドラマとしてはおもしろいですが。

当時のヨーロッパは植民地主義でした。
そのようなときに、忠誠心のない農民たちは国にとって困る存在でした。
国家に忠誠を誓い、国のために他国と闘うことをいとわない人間に育てることが当時の急務でした。
福沢諭吉は他の著書で「国の権威で子供達を学校へ行かせるべきだ」と述べているそうです。
ただし、教育が普及したとき、
最も恐れるべきは「学があって貧しい者たち」である。その中から国家に不満を持つ者がでてくる。
その者が国に平等を要求するような社会運動が起こすのを防がねばならない」といい、その芽を摘むためにあらゆる人に忠誠心をもたせることも学校の大きな役目となります。
その一環で「教育勅語」が作られ、国への忠誠心の大切さを子供たちに暗唱させます。

当時の状況を踏まえた上で、どうしてそのような道を選んだのか、読んでいるあなたは「どう思う?」それを促しているのがこの本のよさだと思います。


学校の誕生した時の、システムは子供の個々の個性を伸ばすことは無視していることがわかります。
「皆同じ」が良く、「他と違う」ことを恐れ、「変わっている」という言葉は悪口と同義になる感覚が思考の底に埋め込まれます。

ところで、
日本の義務教育は英語の「Compulsory Education 」の翻訳で、
始めは「強迫教育」と訳されていたとありました。
改めて調べたら、Compulsoryの訳は強制・義務とありました。「強制教育」とも訳せます。
ちなみに「勉強」という熟語も「強いて勉める」と読めるので…これもかなり強制的なことば…。

第二部「戦後日本の道のりと現代」は
サンフランシスコ平和条約を締結した当時の経緯が詳しく述べられています。
それにより行われた日本の戦後補償のあり方を検証します。
日本が第二次世界大戦で進軍、占領した国々の現在も続く日本への対応がどうして、そうなったのかが分かります。
そこには戦後に始まった冷戦、アメリカ合衆国と日本との戦略的関係が大きく影を落としています。
これを知ると現在のニュースの見方が変わります。


近隣の各国は現代史について学校教育がなされてますが、
日本では学ぶ時間がほとんどありませんでした。

最近、それを反省し、学校で現代史の授業を独立して行う方針が出たと聞きます。
しかし、現代史はまだ利害関係者が多く、客観的判断は難しいです。
否、どれが客観的なのかさえ、判断がつけられないと思います。

教育はこわいです。子供時代に身についた価値観は大人になっても抜けません。

現代史の授業は
今、分かっている出来事を時系列に挙げて
どう読み解くか、「自分自身で思考することの大切さ」を伝えることがもっとも重要だと思えます。

歴史の解釈は学ぶ時代によっても変わらざる負えないです。
アメリカは日本と違って一定年数がたてば、機密資料を公開する制度があります。
新しい資料もこれからもどんどん出てくるでしょう。
それによって歴史も更新されます。
この本でさえ私の読んだのは2003年版ですが、
増補改訂版が2011年に出版されています。今読むなら後者の方がおすすめですね。

大変読みやすい本ですぐに読めますから、興味のある方は読んでみてください。



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ありのままで満点

4人の先生の話を聞いてきました。
先生と生徒の関わりの大切な原点が見えました。

1人目は保育園の新人の女の先生
何をするにも遅い子を担当しました。 
自分でもできないとカンシャクを起こすこともありました。
どうして良いか分からず
次の3つのことをしました。
競争心をもやして頑張れるかと期待し他の子と比べて競争させる
きつく叱る。
いいところを見つけほめる。 
前の二つは悪化させてしまい、ほめることが一番良かったと。

2人目は小学校のことばの教室の男の先生 
小6男子、思うように発言が出来ない子。
担任の先生に不信をもち不登校に。
ことばの教室が担当することになった。
学校に来ないのならと教師が自宅訪問をするように。
好きなことなどの話はするようになるが、学校のことは口をつぐむ。
仲の良い友達と会う機会を作るなどする。
工作が得意なことを知り、作品の作成を勧める。
夏休みに作品を提出する。
しかし、親は「こんな勉強に関係ないことをしていても…」と不安がる。
卒業式には出て欲しいと本人に話すと
中学校に進学したら通うが、卒業式は成り行き次第と答えた。
結果、卒業式に出て、その後、中学校へも通っているとの報告もあった。
家庭訪問は150回以上、親の面談は20回、電話面談は100回。
地道な交流がなされていた。

3人目は小学校の女の先生
新学期、小5の男子に、会った日に「何で先生になったの」ときかれ、
思わず「君に会うためだよ」と答えた。
その子が学校で有名な問題児だった。
体格が大きく、自分の意見が通らないと腕力に訴える子。
授業でも勝手に発言し、他の子の邪魔をするなどルールを守らない。
幼い頃、施設に預けられた。
戻ってきた頃は母親の言うことをきかないようになっており、
父親の体罰でやっと従う子だったと知る。
母親もそのことを認め改善に方向へ。
教師もその子のよい処を見逃さず、時にはみんなの前でほめた。
やがて、体格のよさから他の子を助け守る、みんなのお兄さん的存在になった。

4人目の小学校の男の先生
問題のある子だったが、4年生から6年生になるまでうまく収めていた。
ところが、6年生のとき、授業の邪魔をしたので「教室から出ていけ」と言ったら本当に出て行ってしまった。
教師としての「慣れ」から、関わりが雑になったと反省した。
その後、遊びなども含め個人的に関わり、関係を修復した。

こう記すと簡単に読めてしまいますが、語られた背後にいろんなドラマがあったことがうかがえました。
どれも、子供たちのよさを認めることが原点。「ありのままで満点」ですね。






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自尊感情の側面

自尊感情についてのある教育者の方(すみません!お名前は失念しました。)のよい考察がありましたのでメモとしてまとめました。
二つの視点からの考察
①「自己肯定感」=自分が自分であってよいという感覚。
自己肯定感は自分が安心できるような居場所があって、周囲の大人が愛情を注いでくれる温かい雰囲気の中でこそ育まれる。家庭で「あなたなんて生まれてこなければよかった」などという言葉が冗談でも伝わってしまえば、子どもは自己肯定できなくなる。

②「自己効力感」=自分が環境に働きかけたら、環境が応えてくれるという感覚。
努力したら何かが返ってきて、人のため、社会のために役立つことがいいという感覚で「自己有用感」ともいえる。
 その反対が「自己無力感」で、「どうせ、自分はなにやってもだめだ」という子どもたちは、適切に自分の気持ちを表現できなかったり、何事にも投げやりな態度をとったりする傾向がある。

 この二つの視点だけでも、自尊感情が学習意欲や生き方に大きく関わることは明らかである。現実には、家庭環境などの問題から、子どもの自尊感情が薄らいでいる。家庭・地域・学校などのあらゆるつながりを通し、子どもの自尊感情を育んでいかなくてはならない。

以上、メモです。

 いろんな問題の背後には自尊感情の欠落があるように思います。
 さて、自分も自尊感情が弱い部類に入りそうです。多少褒められても素直に喜べません。逆に不安になる。自信があるふりをしてもそれは虚勢ですし、子供達には簡単に見抜かれます。ですから正直にふるまいます。悩みもあれば、不安になることもある一人間であると。でも、あなたを「応援する」メッセージを送ります。
 若い頃、私が精神的、肉体的にに弱っている時に母は真顔で「お兄さんみたいな(しっかりした)子を(子供達全員分)産めば良かった」と言われたのを思いましました。母も苦しかったのでしょう。でも、これは「自分の子供なら何を言っても構わない」と勘違いしてるのでは。この勘違いはよそでも目撃したことがあります。悪気はゼロ。だからこそ始末が悪い。母からはたくさん愛情をもらったのにこの言葉が印象に残ってしまうなんて理不尽ですね。
 

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不登校から勉強を始めた場合は

何年も学校へ通っていない子の

勉強の進め方はどうしたらよいか。

先生に任せますと言っていただいて嬉しいのですが、

責任をひしと感じます。

忘れてはならない主眼は

その子が困らないようにしてあげること。

学校へ通うのを拒絶しながら、勉強はしなくてはならないと

やっと立ち上がり始めた子にどうしてあげたらよいのか。

その子の様子を見ながら考えます。

今やっている方法よりも、もっと良いやり方があるなら

換えるのも辞さない柔軟性が必要です。

もちろん正直に教え子にその旨を話すことも大事です。





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新年度の憂鬱 学校の引継ぎ

新年度に切り替わると…

その子は見え方やワーキングメモリの発達がゆっくりででした。

その子のいた小学校は

新年度、担任の先生がが交代する度に、
その子のことを説明しなくてはなりません。

「黒板をすぐに写せないので板書を消すのはなるべく遅くしてください」とか。
「一度に複数の指示をされると分からなくなるのでひとつずつ言って下さい」とか…お願いします。

それを伝えないと、
その子が
「ノートをとらないで遊んでいる」、
「指示してもやらない」
と見えてしまいます。
先生は何回も叱ることになりますが…なかなか改善しません。
そこで自宅へ電話をして…親御さんに「ちゃんとして下さい」と。

あるとき一学期の終わりの父母会に行きその親御さんは
お世話になった前任の先生にばったり会いました。
ところが、その先生はそんな経緯を全く知りませんでした。

公立はシステム的に先生の異動もあります。
連携が取れないのはそんな背景もあるのでしょうか。
それともその小学校がたまたまだったのか。
わかりません。

私立だからいいとは単純に言えませんが。
でも、転勤が無いのはありがたいですね。
担任の先生が交代しても
よく知ってくれた先生がずっと学校にいます。
新任先生が子供を誤解しても
前任の先生がカバーした話を聞いたことがあります。


……そして、一年たち
担任の先生と意思の疎通がやっととれるようになりました。

ところが、新学期が始まり
担任先生が代わりました。
また、ゼロから説明をしないと…親御さんはため息をつきます。





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クラスで浮いてた女子生徒

学校と市の児童相談所との協力の例

中学三年生、女子とその担任の先生の話です。
その子は両親の離婚で、母子家庭です。
彼女の生活は荒れ、夜遊び、遅刻、教室では暴言、不登校気味でした。 
クラスメイトから浮いてしまう状態です。
やがて他の子供たちがその子の悪口を言うようになってしまいます。
先生はそれに対して直接注意をせず、他の子供たちの中に入りその子たちの色々な悩みも聞きました。
信頼関係を築いてから、彼女への協力を頼みます。

体育祭があり、クラス旗つくりを彼女に頼みます。にべもなく断られましたが、一週間頼み続けたら、不承不承、承諾してくれました。
しかし、思わぬことに自らすぐに下書きをしました。その図案はクラスの皆も認めるいいものでした。


その後、母親がいなくなり、兄妹だけでの生活になったと児童相談所から知らされました。
本人は母親がいないと「さびしい」と漏らしました。
そして、夜遊びをする生活に戻ってしまいました。
学校では昼食を抜くように。「ダイエットをしている」と強がりました。
先生は自分の妻に頼んで毎日おにぎりを作ってもらい、目立たないように机の中に入れるなどして渡し、結局卒業まで続けました。彼女は不満をいいながらも食べました。
学校を休んだ日は先生が家に届けました。
ときには居留守を使われたり、変態よばわりされたことも。

二学期に入り受験期の子たちと距離ができ、彼女は違和感をもち再び学校に来なくなりました。
しかし、翌年初めに友達の喫煙をやめさせたいと心配して彼女は先生に相談に来ました。
それを通して人を思いやれる看護の仕事が向くのではと先生は気付き、勧めました。

彼女は看護関連の高校へ進学し、アルバイトをしながら通学しました。
卒業時に彼女からおにぎりが美味しかったとだけお礼を言われたそうです。



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先生は「チーム」で

 ある女の先生の話を聞きました。その方が10年前、初の担任で小5のクラスを持ったときのことです。
 1人、男の子が乱暴で授業中に歩き回り、授業を妨害します。注意しても「クソババア!」とまったく受け付けません。他にその子に同調する子ま出てきて学級は崩壊状態に なってしまいました。そんな日々が続き、先生は疲れ切り、とうとうストレスで片耳が聞こえなくなりました。

 そんな中、先輩の先生が声をかけてくれ、よく食事に誘ってくれました。
 注目すべきは、先輩の先生に「大丈夫?」と聞かれたら、「大丈夫」と答えて何も言いだせなかったという彼女の言葉でした。誘われて、一緒に食事を共にする中でいろいろ悩みを話せたということです。そして「みんな同じように悩んだ」と励まされ、色々なアドバイスも受けられたそうです。
 先輩の先生のアドバイスで、校長先生にも実情を知ってもらいました。
 その小5の男子の家庭に問題がありました。母親がいなくなる等あり、妹の面倒や家事がその子にすべてかかっていたようです。洗濯物に手がかかり、遅刻することもありました。
 担任の先生はその子と何とかコンタクトをとりたいと、休み時間にその子を見ていたら、サッカーが得意だと見えてきました。そこで、「一緒にやろう」と声をかけました。はじめは「女が?」嫌がられましたが、先生はゲームに加わり「大人げなく」力いっぱい走り一緒にサッカーをしました。

 だんだん乱暴もおさまり、卒業するときには「ぼくたちのことを忘れないで」とまで言ってくれました。

 その先生は最後に先輩の先生の励ましと協力が無かったらここまでできませんでしたと。
 他の学校に転勤で移りましたが、そこでも率先して先生同士の親睦を図っていますと話しておられました。

 先生よチームを作れ…です。



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発達障害と気付くまで…あるお母さんの場合

 そのお母さんは教師をされてましたが、お子さんの誕生で辞めました。
 子育て中は外にでかけ、一緒に水たまりをバシャバシャ歩いたり、蟻の行動を見たくて一緒になって腹ばいになって観察したりしました。自然と親しみ楽しい子育てでした。
 また、本の読み聞かせも毎日しました。子供達は喜んで聞き入りました。
あるとき慣れた話を無意識に読んでしまったら、長男にもう一度読み直してと言われ、気持ちを入れてちゃんと読まなくてはと反省したこともあったそうです。

 その長男の話です。忘れ物が頻繁で注意しても注意しても直りません。小学生の時はその子専用の忘れ物箱が教室に設置されるほどでした。一向に改善の気配はなく、携帯電話も何度も失くしました。その子は料理好きでしたが、冷凍庫を閉め忘れ、中にあった冷凍食品を全部だめにしたことが何度もありました。

 あるとき、大学生になった長男から「自分は発達障害かもしれない、一緒に心療内科に行ってほしい」と頼まれました。お母さんは直そうとしないで「障害」という言葉に逃げ込むと思って断わりました。すると長男は半年、調べ悩んでやっと打ち明けたのに、分かっていないと言われました。お母さんは反省し、自身も本を読み調べました。その中で発達障害の子には「高い声で注意したり、脅すのが一番いけない」という言葉にぶつかりました。お母さんは一番してはいけないこと全部していたと気づきました。
 その後、病院で薬を処方してもらうなどしてもらいましたが、合わなかったそうです。長男はテレビ局の資料室でアルバイトをして模索中だということです。でも前に進もうと、お母さんは静かな決意をしていました。



 
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すぐキレる小学生

NHKで「なぐる・ける・すぐキレる…小学生にいま何が?」が放送されました。(2014)
番組で取り上げた例は、いきなりキレて窓から机を投げ捨てるとか、叱られると先生をけるとか他の子がほめられると怒る等々でした。特別な例ではないようです。

そんな小学生の話を聞いたことがあります。
毎日、いきなり他の子の首を絞める子。
中には顔が真っ赤になるまで絞められた子もいるそうです。

何年も続いているそうです。

他の子供達は何かされても、先生に言っても無駄だと言わなくなりました。

その子の親は直接苦情がきても聞く耳をもちません。
保護者会で訴えても学校は糊塗して動きません。
その子はとても勉強ができます。
家では「いい子」です。

こんなことが考えられます。
親に何か大変な屈託があるのでしょう。
その屈託がそのままその子にしわ寄せして、
何らかの形で子供を委縮させています。
だから家では「いい子」にならざるおえない。
勉強ができるのもその一環でしょうか。
家はその子にとって緊張の場です。
本来、家はありのままの自分を出せる安心の場であってほしいのに。
そして学校で本人は訳もわからずイラついてストレスをぶつけます。

教師を責めるのは簡単です。
しかし、これは先生単独では解決できない問題です。
親は屈託を抱えており冷静になる余裕はないと思われます。
チームを組んで対処をと思います。


NHKの番組ではイラつかないようにするソーシャルスキルの訓練をするなどの話がありました。
それで問題の解決にはならないが、とっかかりにはなるとのことでした。
そして、そのとっかかりを大切にしてほしいとのこと。
それらの訓練をうけるところまで子供をもって行くのも難しいですが、方途があると知るだけでも無駄ではないと思います。
乱暴をする小学生の子は「自尊感情がない」との元小学校の先生の言葉に
やはり根本はこれなのかと思いました。

追記:2015年5月にNHKの別の番組で自尊感情の育て方が放送されました。





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「出来ない」と言われ続けたら…

 発達障害の子どもはその時点で周囲の様々な人から「出来ないこと」を毎日指摘され自尊感情を傷つけられ続けられます。
 そして、ついに希望を失い引きこもるケースもあります。あるいは、喫煙飲酒などの大人の行動をとり家出をするケースもあります。大人の行動をとることは他の子供には出来ないことをしたという優越感を得るためだそうです。
  
  引きこもりと家出、一見正反対の行為でも根っこは同じです。
  どちらも自分のプライドを守ろうとするぎりぎりの行動です。
  
  非行に走った子は自尊感情が満たされればつきものが落ちたように非行をやめる例は多いそうです。
  もし子供が、家族からのダメ出しに以前よりもはるかに激しく反発するようになったら、家庭以外でも評価されない自分の存在を守るのに必死なのかもしれません。行動の裏にあるものを感じ取るのはなかなか難しいですが必ず考慮したいです。
  このような発達障害児への対応は、実はどの子供の対応にも通じるものです。
  
  「出来ない」と指摘するなら、そこからどうするか、希望を持てるようにするべきです。あるいは「出来ること」を見つけそこから拡げていきます。どんな子でもじっくり見ればちゃんと成長しています。見る側の力量が問われます。


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