オンラインゲームはおもしろいですね。
不登校の子たちがゲームをすると…よく、批判・心配の声を聞きます。へそ曲がりの私はゲームの効用について他でブログに書きました。…私も一年ちょっと前から、オンラインゲームを始めました。
画がきれい、ストーリーもある…楽しい。そしてどのゲームにも「友達申請」があります。申請した方がクリアしやすくなります。でも、見も知らぬ人とはちょっと…躊躇します。あるゲームで、同盟加入の勧誘メールが…しかも上位グループ…加盟しました。ただ、そのグループの催しは私のアイテムは未熟だからと参加しませんでした。するとひと月ほどたったころ、消極的な人は除名「あしからず」とメールがきました。加盟人数に制限があるので……当然です。でもへこみました(笑)。不登校の子たちがゲームをすると…よく、批判・心配の声を聞きます。へそ曲がりの私はゲームの効用について他でブログに書きました。…私も一年ちょっと前から、オンラインゲームを始めました。
画面の向こうに人がいる
Another School Cocoon のLesson2(2021年5月24日)が、藤沢分庁舎、社会福祉協議会とオンラインで実施されました。
テーマは
「オンラインに潜む闇」
安全にオンラインゲームを楽しむために。
ナビゲータの小林コトミさんは株式会社シードハウスの代表取締役をされてます。
小林さんがゲームを始めたのは小4から。当時は、女子ゲーマーは少なかったそうです。ドラクエの発売日は子供が学校に来ない…それで発売日が学校の休みの土日になったとかいうウワサが、そんな時代でした。
ゲームは頭が悪くなると言われますが、そんなデータは存在しないそうです。会社運営の基礎はゲームから学んだと。ゲームほど安くて楽しめるものはないと小林さんは言います。
今のゲームの特徴はコミニケーション型です。ふだん出会えない人とつながれます。
ゲームに設定されている「友達申請」もその一環です。
他の人と協力しないとクリアできないシステムになっています。
具体的なつながり方は…
ボイスチャットで連携する。ツイッターなどの外部ツールを使いながらつながる。
コミニケーションツールが搭載されてるゲームもあります。
仲良くなるためのエモート(しぐさ)、スキン(みため)を手に入れる。
コスプレして集まる。
声掛けをして、集まってゲームをする。
さあ、ここから本題です。
このようなゲームを楽しむためには気を付けたいことがあります。
今回のテーマ、「オンラインに潜む闇」です。
それは、課金・人間関係・健康問題の闇です。
まずひとつめ
課金
・ガチャ
・月パス
・アイテム購入 外見、装備、しぐさ等々
例 ドラクエ・・・しぐさ300円、家2000円など。
なくても遊べますが、コミニケーションツールとして、他の人と同じしぐさをしたい。しないと取り残され…欲しくなります。
トラブル
小学生がタブレットでオンラインゲームをして、クレジット決済で50万円の請求がきました。
未成年のカード利用…これは払うべきでしょうか。
原則は取り消せるとありますが、未成年が決裁したという証明が難しく、多くの場合払うことになるそうです。
そうなる前に…
金額の上限をつける。
おすすめはプリペイトカード、WebMoneyなど。
クレジットカードはパスワードで大丈夫では?…親の手の動きを見てパスワードが子供は分かるそうです。私も、教え子の側で操作したら、画面は見てないのに、「分かっちゃった」と言われたことが…。
ふたつめ
人間関係
ネットの被害が増加している統計があります。
その多くが、人間関係です。
カワイイキャラの半分は実はおじさん。
声もボイスチェンジャーで変えられるので性別も判断できません。
小林さんも、よく聞かれるそうです。
中身は「男、女、どっち?」
安全のために「男」と答えますが…切られるそうです。
「出会い厨の人」に注意!
初めて聞く言葉ですが…以下のような行為をする人です。
仲良くなったひとにスグ会いたがる。
オフ会をやりたがる。
婚活目的。
住まいをいきなり聞く。
LineのIDをしつこく聞く。
写真を送ってと言ってくる。
男の子も危ないです。
小林さんの経験…
相手は女子キャラ。中身も女子ですといい、ツイッターのダイレクトメッセージで交流が始まりました。「髪を切った」「ネイルをした」と自撮りの写真が送られてきました。「あなたのも送ってほしい」と言われましが、自撮りする機会もないのでしませんでした。すごく仲良くなりました。
あるとき「九州からそちらへ出張で行くので会いたい」そして「実は男だ」と言われました。今までの写真は姉のだと。嘘をずっとつかれたのが、いやでゲームとツイッターをブロックしました。ところが、ツイッターに10件のフォロワーゼロの人に1週間つきまとわれました。それでツイッターのアカウントを削除しました。実害はなかったものの恐かったそうです。
どうすべきでしょうか。
自分の情報を言わない。
ストーカーのように、リサーチ力がかなりあり、アカウント名やコメントなど、「情報の断片」を組み合わせ、こちらの想像以上に、個人情報をつきとめられ、しつこい人もいます。危険で後味が悪いです。
・ユーザー名の設定
自分の名前を連想するものは使わない。「あけみ」「ようこ」など女性らしいものもだめです。ある方は困って「いないいないババア」にしたら、変な誘いが来なくなり、楽しいグループができたそうです。
・誕生日もだめ。
この程度ならと女子大生のときにそういれたら、友達申請がどっと来、「おじさん」にしたら、誰も来なかったそうです。
・住まい、年齢は言わないこと。
油断しがちなのは…
友達同士のパーティーに、他人を入れたとき。
自分が気を付けてても友達に本名を呼ばれてしまうことも。
…学校を特定され…
「通報するぞ」とさらしたがる人もいます。
・自己紹介カードのあるゲームは使わない。
検索され、友達申請がばんばんきます。
こんな質問されたら、言いたくないけど…
「男女どっち?」
「どこに住んでいるの?」
最近は「コロナはどう?」
小林さんはすべて「 W W W 」で逃げるそうです。
・ボイスチャットをしない。
Discord(無料ボイスチャットアプリ)の友達申請がきてもしない。
マイクをミュート(消音)にすること。
音声での交流は情報を出してしまいやすいです。気を付けてても、背後から、家族の「〇〇ちゃん、ご飯よ~」の声が相手に聞こえてしまう例もあったそうです。
やろうと誘われたら、「親に駄目だと言われているから」と早い段階で拒否します。
(会場の子供達も「しない」と言ってました。)
・地域ネタは言わない。
地方しかないスーパー名、
「今、〇〇川が氾濫してるんだけど」など。
・SNSでは写真も注意
upした写真から、時間、場所を特定できます。
〇ゲームでつながるときのSNS 利用について
Facebookは実名だから 危険 使わないこと。
Twitterは匿名可です。
Lineはオープンチャットできるが、個人情報漏れが不安です。
トラブルの対処…
「情報を(サイトなどで)さらすぞ」と言われたら…
やりとりのスクショをとって保護者に相談する。
相手のアカウントをブロック、削除する。
迷惑メール相談センターへ
無視してもいいですが、細かい情報を出されるのも嫌なものです。
みっつめ
健康問題(ZOOM参加の方からも懸念がありました)
〇睡眠不足…
オンラインゲームは深夜が楽しいです。
大人も仕事から帰宅し、ゲームを始める、気づくと午前3時!
土曜などは翌朝5時までしてしまいお子さんに叱られたとか。
成長が阻害されます。成長ホルモンは22時から2時の睡眠中に分泌します。
大人は体がリセットできず、翌日だらだらすごすことに。
対処 週二回 ゲームをしない日を決める。
友人とやっていると自分だけ抜けにくいので、始めるときにやめる時間を言う。
小林さんは…早めに寝て3時に起きてゲームする…うっかり夜更かしても起きる時間は変えません。昼間眠くなったら仮眠はとることもありますが、自分のプライドを守るためです。
〇視力の低下…
大きい画面でやる。
休憩をとる。
画面に向かうときは姿勢をよくする。
まとめ
伺った内容で
保護者側としての一番のポイントは
「くだらない」「そんなものをして」「ゲームなんか」と
ゲームを否定しないこと。
…否定したら「何かあっても」子供は相談しません。
それでは、どんなゲームを選んだらよいのでしょうか。
保護者は子供のしているゲームのタイトルは把握します。
タイトルを検索して「危ない」と出てくるものがあります。
変なおじさんから連絡がきたと相談されたことが…
・ゲームの対象年齢をみる。
メーカーによるもので表示されてます。
親は知らないケースが多く、例えば「フォートナイト」は「 C 」…15歳以上対象ですが、小さい子もやっているそうです。
SNSも使用対象年齢があります。
LINE なし
ツイッター 17歳以上
インスタグラム 13歳以上
YouTube(動画をアップ) 13歳以上
小林さんは「ウチは規約に従う」と、予めお子さんに話しているそうです。
かつてお子さんが脱獄ゲームをしたがりましたが、対象年齢未満でした。友達もやっていると大泣きされましたが、譲りませんでした。
このゲームは「年齢制限があるからダメ」ならカドが立ちません。
でも、無制限な禁止はしません。
・ゲームは大きな画面で。
ダウンロードしてスマホなどの小さな機器では同じ部屋にいてもどんなゲームをしてるのか見えません。大きな画面なら、何をしてるのかわかります。
・時間を区切る
子供はそれまでに「宿題をして、お風呂に入って」と自分で考えて計画できます。
大人はいいけど、子供はダメは理不尽です。親も守ります。
そして…
親が「ウチの子はゲームをしない」と思ってても、子供達は家に親のいない時間に、集まって遊ぶケースが多いそうです。タブレットなどパスワードは先述した通り見抜かれます。
禁止しても、ヨソのお宅で出来る…止めようがありません。
それならば…繰り返しますが…
保護者はゲームを「そんな世界があるんだね」と、
トラブルにあったとき子供がすぐ相談しやすい存在でいることです。
理想は子供と一緒にゲームをしちゃう…ことかな…
ゲームはとてもよくできているので子供以上にハマりそうですが。
Another School Cocoon
アナザースクールコクーン リンク
**face book
**Home page
[関連リンク]
不登校・ホームエデュケーション
自由に過ごす君へ ホームページ
NPO法人「自由創造ラボたんぽぽ」
(神奈川県藤沢)
私と一緒に勉強したい方は