不登校の子、勉強のわからない子のためのプロ家庭教師です

困っている子のために

When one door is closed,many more is open. 「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」ボブ・マーリー
元不登校で共感力が強い家庭教師です。
家庭教師歴20年以上 大人の目線で見ない、世間の見方に流されません。 その子の道が必ずあります。

2018年12月

 不登校、学習障害とくくるのは抵抗を感じます。
 ひとりひとり、全く違います。
 それぞれのお子さんの様子をじっくり見て、その子に合う方法を見つけます。授業後にお母さんとたくさんおしゃべりして、いい勉強法を見つけることも多いです。
 子供たちは色んな人の目で、色んな角度で見てあげたいですね。私もその一人です。

勉強=「強いて勉める」…やだな。

「勉強」とは…熟語の成り立ちからみると「強いて勉める」と読める。
  わぁー強制的だ
  「ビりギャル」で有名な坪田先生によると
  学校に行った人の80%が「勉強が嫌い」と答えたとの記事を見た。
  この意味ならば納得の数字…

塾の個別指導。
勉強を受け付けない中一の子の
英語と数学。
復習をすると…
「覚えてない」「わからない」と拒否。
宿題は一切やらない。

前回と同じ説明をする。
塾の方針は予習だが、
学校の授業進度よりも周回遅れ。
どの講師にも同じ反応。

ある意味、意志が強い子だ。


勉強が本当に嫌ならかわいそう。
でも塾は遅刻するが、休まない。
授業中は筆記用具が壊れたとか、
トイレへ行きたいとか
いろいろなことをして、授業時間のロスを起こし続ける。
更に、うたたねをする。猛者。

英語
ふと試しに
例文の主語をcatに替えた。
すると顔が輝き、
「カバは?」
「サイは?」
「カピバラは?」と質問しだした。

カバはたまたま知ってたけど…
カピバラはちょっと…(笑)
「動物が好きなの?」と聞くと
「違う」と言う。
でも「which animal  do you like?]と例文を書いたら
いつもは覚えないのに、animalを一発で覚えた。

「おかしいは?なんて言うの」
「バカは?」
「カッコいいは?」ときいてくる。

どんな単語をきかれてもおもしろがって応じた。
ちょっと悪いことした感が子どもも好きなのだ。

「学校じゃ役に立たないこと沢山、教えるよ」と悪乗り。

これだけ興味を見せるなら…辞書をみせた。
のぞきこんできて、おもしろがり、勝手に辞書を読み始めた。
その日の授業の半分はこれでつぶれた。まっいっか。

ヘンな単語の並ぶ例文をノートにとらせながら、
「お母さんが見るかなあ?」とちょっと心配すると…
「見ないよ」とその子。
でも、ボードにそんな例文がいくつも並ぶと
周囲の目を気にして
「早く消した方がいいよ」とはずかしそう。

そう、しっかりした子です。

もののついでに
「eaと続くと『イー』と読むことが多いよ」とボードに書くと、
指示しないのにノートにとる。こんなの初めて。

数学の授業のときに
「英語が好き」と言い出した。

設問を解きながら
「Englishを見ないで書けたよ」と言う。

単語の和訳テストを見せると
見もしないで「分からない、できない」と即、拒否。
でも「読めるのはあるかな?」と促すと…
プリントを見入り読み仮名をふりはじめた。
そう、まず読めればOK!

次の授業で、また同じプリントを出したら
即拒否。
「意味でも、読みでも書けたら点あげるよ」と提案をすると
のってきた。
40題ある単語の意味はあまり書けなかったが、
読みはほとんどができた。
意味も多少は覚えているようだが、
間違えるのを怖れるのか書きたがらない。
この怖れは少しずつほぐそう。

そして文法の勉強…
テキストの説明に聞き入る。
アホな例文は不要になった。

チュートリアルもすぐにとりかかる。
まだ、一緒にやる必要はあるが、
これなら、一人で解くようになるかも。

塾からは宿題再開の指示が出た。

…………………………

……やってこない…

…………………………

そう簡単にはいかないか…

でも、例文に使う単語を選んでと
辞書を渡すと喜んで見入る。
「単語選んで」の指示は従わないが、辞書を楽しんでいる。

これもひとつの芽…大事に育てよう。

……勉強に自ら取り組むようになり…

めでたしめでたしとは……そうは簡単にいかないが。

英語に対する拒否感は減った。
変わったことを言わなくても問題に取り組むように。
授業時間が余ったときは辞書で遊ぶ。


数学は
計算を掛け算を足し算と間違え、
直前に説明した内容を確認したら、
「忘れた」とバッサリ。

たまにちゃんと取り組む。
計算ならつきっきりでなくてもする。

チェックテストもするように。

あまり続かない…

うたたねもする。
でもここまで来たら起こす。

つらいなあ。

でも空気を読んで

教える側の「都合のいい子」になったら


それはそれで喜べない。


勉強とは…強いて勉める…

なんとか、楽しめるようにしたい。

なかなかむずかしい…。

まあ、あきらめません。
ときどきめげかけるけど(笑)

授業後、その子に笑いながら
「(したくない)勉強をよく頑張ったね」と声をかける…。
「鍛えてくれてありがとう……」と心の中で思う。

定期テストの結果が出て
成績があがらず、
「役に立てなくてごめんね」と言ったら
その子は
とてもびっくりして狼狽えた顔をした。

私の方がびっくりした。

勉強ができる、できないはその子の要素のほんの一部に過ぎません。





私と一緒に勉強したい方は

不登校の子へ将来を迫る危険性

ある不登校の子のお母さんから、
たまたま、こんなことを聞きました。
「学校へ行かないなら何かしたいことがあるのか」
「したいことがあっての不登校なら納得できる」と。

でも…
果たしてそこまで割り切って不登校になる子は…いるかもしれませんけど
迷っている子、立ち止まっている子の方が多いのでは…。

子供に将来を迫ること

確かに一日中子供が自宅にいたら、閉塞感があり、
親子、お互いに息苦しい…
そういう言葉が出るのも致し方ない面もあります。





 ところで、このエッセイ集のテーマは、「どのようにして小説家になったか、あるいは、その頃の話、それまでの話」です。36人の方が載っています。

 ほとんどの作家さんがそれに沿った文章を載せています。
 小説家になるということは多くの場合、逆風です。
「誰でもなれる仕事ではない」「不安定だ。」等々、常識的な言葉で責められます。(この「常識的な言葉」で責められるのは不登校に似てますね。)

 読んでみると大人であっても将来を迫られるとかなりつらい…悩み、苦しみ、親を恨み、自分を疑い、……どうしたらいいか見えない、そんなエピソード、心もとなさが語られています。赤裸々なものも多く、読みごたえがあります。
 
 不登校であろうとなかろうと、同じ不安の中で多くの人は生きているんだなということがこのエッセイ集で再確認できます。

 
 ただ、これら作家さんたちは周囲から責められても、周囲から自分で自分を守れました。

 不登校の場合はまだ子供…この課題をつきつけられても、どうしたらいいいか固まっていないうえに、さらに親を頼るしかなく圧倒的に立場が脆弱です。

 この違いは実に大きいです。

 このエッセイを読んでもわかる通り、大人でさえ、かなり厳しく、絶望的な気持ちになることもある状態。それが学校に行ってない期間分、前倒しになり、それを子どもにつきつけることになるわけです。

 自分がその年頃、果たして将来どうするか決められていたか?
 学校へ行くというエクスキューズがあってその問題を先送りできたのに過ぎないのでは?

 不登校の親御さんは不安のあまり、学校へ行かないのなら将来どうするんだと答えを子供に迫ってしまう…。それは、親が思う以上に子供にとっては重圧ではないでしょうか。子供には大人のような耐性はありません。将来を悲観し、自殺を志向する子も…。

 親子共にあせると、結局親の意向に沿って決めることになりがちです。それは本人も親も気づかない問題の先送りになってしまう。
  
  子供の人生は子供に渡す…

 「本人に決めさせてあげると長続きする」とあるお母さんはおっしゃってました。


 進路の問題にぶつかるのは不登校であろうとなかろうと同じです。
 
 不登校は学校に行ってない期間分その問題が早くなる…焦る必要があるのでしょうか。

 このエッセイ集に登場する作家さんたちは答えがでた人ということになりますが、進路が決まったのが早い方もいますが、かなり遅い方もいます。人それぞれ。

 まずは「生きていてくれたらいい」。

 36人の中で自分の波長に合う人をみつかるかもしれません。

 
このエッセイ集の天童荒太氏の文章の感想はこちらへ。



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