講演会の後半は弁護士の太田啓子さんとのトークでした。
 
 太田さんは弁護士をしており、ご自分のお子さんを通して感じたこと、また、憲
法改正の動きに関して、憲法とはなにかを意外に皆知らないのではないかと論議
以前の問題…賛成、反対以前に憲法について知りましょうと、気軽に話し合える場
として地元で憲法カフェを主催されてるそうです。

太田さん
   前川さんの参政権には学習権の側面があるという話は眼から鱗。
   森有礼さんについては良いイメージしかなかったので意外でした。
   人は学んではじめて市民になります。
   ところが、学校は政治や憲法にふれるのがタブーとなってます。
前川さん 投票権が18歳に下がり、現実に教室の中に投票権者がいます。
     文科省は3年前に「主権者教育」をするよう学校に通達しました。
     その反面、教師は自分の見解を言うな。中立性を保てとも(通達)
     不用意な影響を子どもに与えるなは教師の萎縮へつながりました。

太田さん 子どもたちは主権者教育をうけないまま大人になっています。
    20年後が不安。
     
    マスコミなどで憲法改正というが、憲法のことを知らない人が多いです。

    (まず確認したいことは)

     憲法を守るのはだれか?
       国家権力がその義務を負う。
       国家権力側の人=天皇・国会議員・公務員等


       国民ではない

        それさえ知らない人があまりに多いです。

      憲法は何かを知らないで改正論議をするのは…どうなんだろうか。
      そこで知るために憲法カフェをはじめました。

ブラック校則について
太田さん ヘンな校則が多いです。自毛証明書(髪を染めていない)・下着は白を
    指定等…

前川さん (日本は)人権感覚が希薄です。
      そんな校則が増えた背景には
         当時の校内暴力を力で抑えた成功体験があります。
         心の乱れは服装の乱れに現れるという意識がありました。
          髪の色、下着の色まで規定する校則が沢山作られました。
       しかし、今の学校の先生もその校則を守る理由が説明できません。
太田さん 守る根拠がない校則は…
     ルールだから守らなくてはならないというメンタリティが子どもたちに育つの
    が恐いと思います。
     子どもたちにはおかしなルールは変えられるという成功体験をつんで欲し
    いが、現実に学校の先生はそれに応じる時間や余裕がありません。難しい。

前川さん 子どもの権利条約でそれらの主張することは認められてます。
    学校はそれを受け止める学校であって欲しい。
    教員を公募した、コミニティースクールの工藤校長は「あれをしてはダメこれ
   もしてはダメと禁止すると子どもは考えなくなる」とおっしゃってます。その学
   校では制服ノーデーを生徒会(子供たちの話し合い)で決めたそうです。

太田さん 言いたいことがあっても(お母さん余計なことを言わないでと)子どもに
    止められます。 

    憲法15条 公務員は全体の奉仕者である。公立学校の先生も公務員。

前川さん 国務大臣や国会議員は、一部のために仕事をしたくなる誘惑がありま
   す。

太田さん 自分の生活そのものが政治。
    政治の話をふつうにできる教育にしたいです。

前川さん 多数決は最後の手段。話し合いを尽くしてからのもの。
    人は何らかの少数者に属していることは共有すべき感覚です。
    その少数者をないがしろにすることは自分自身をないがしろにすること
   です。

会場からの質問①~④
  ①アクティブラーニング(対話的、主体的、学び)は学校にそぐわないのではな
   いか。

前川さん 名古屋の小学校を訪問した時、その学校では子供たちの(感想を聞く)
   インタビューの受け答えに規制をかけませんでした。その学校は自分で考
   え自分で行動することを主眼として先生も主体性をもつべきという姿勢で
   した。

    自分は官僚時代、真正面から闘うとつぶされるので「面従腹背」でした。
   
  ②教員が社会体験がないからと英語の先生がコンビニの品出しをしていたが
   無意味では?

前川さん ひところ流行った。非常に不評で効果が無いと実証済です。
    それよりも他の職業経験がある人を中途採用、特に就職氷河期だった30代
   の人などを採用した方が良いのでは。

  ③不登校の中一の子が沖縄基地反対者の違法建築の実態を見に行きたいと
   いうが。

前川さん
 一次資料を自分で見たいということは頼もしいです。


  ④今日の聴衆も年配者が多いが…(ここに少ない)20代、30代に伝えるにはど
   うしたらいいか。

前川さん 世代間の対話があれば、今日の内容も家族間等で話し合いをしてくれ
   たらといいなと思います。


 以上、メモをもとにまとめましたので終わりがちょっと未消化な感じがして…すみ
ません。
 太田啓子さんはツイッターもされてるのでフォローしました。





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