不登校の子、勉強のわからない子のためのプロ家庭教師です

困っている子のために

When one door is closed,many more is open. 「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」ボブ・マーリー
元不登校で共感力が強い家庭教師です。
家庭教師歴20年以上 大人の目線で見ない、世間の見方に流されません。 その子の道が必ずあります。

2016年05月

 不登校、学習障害とくくるのは抵抗を感じます。
 ひとりひとり、全く違います。
 それぞれのお子さんの様子をじっくり見て、その子に合う方法を見つけます。授業後にお母さんとたくさんおしゃべりして、いい勉強法を見つけることも多いです。
 子供たちは色んな人の目で、色んな角度で見てあげたいですね。私もその一人です。

作文は事実の羅列から

 その子は小学校低学年の頃は作文が書けませんでした。
 難しく考えなくていい、「あったことをそのまま書きましょう」と話しました。
 それでも一文字も書こうとしません。それでその日のあった出来事を少しずつさかのぼって…聞きました。「何時ごろ(学校から)戻ったの?」「学校の帰りは何かあった」「午後の授業は何をしたのかな」「お昼は何を食べたかな」などと思い出して、書き出しました。特にお昼に何を食べたかを沢山思い出しました。それをつなげました。これは、事実の羅列…でもこれも立派な作文です。

 中学生になって、作文の宿題がでました。下書きを見ると「それから」を多用した、事実をつなげた作文でした。でも、誰の助けも借りず自分だけで書いたものです。一文字も書けなかったことを思えば大進歩です。

 推敲を頼まれて、一緒に誤字脱字などを直しました。その書き直しをしていると、教え子は別な事実を思い出して、「楽しそうに」新たに書き加えます。そういう様子を見たのは初めてでした。とても嬉しくなりました。

 それならばと、感想も加えるともっといい文になります。

 「その事実があった時どう思った?」と質問しました。しかし、気持ちを表現する言葉がすぐに出てこずペンがピタッと止まってしまいました。それで、「嬉しい」「かなしい」「よかった」「残念だった」など気持ちを表す言葉をいくつか書き出して、選んでもらいました。そうすると文章が生き生きしました。

 でも、無理に書かせてはいけないとも思いました。

 先ほどは実に「楽しそうに」事実を書き加えていました。その「楽しそうに」は教える側が意図しても簡単に出てくるものではありません。

 教師はつい、「これが出来たからあれ」「あれが出来たら次はそれ」というように、すぐに更なる要求したくなります。でもうっかりすると「楽しそうに」を消しかねません。それを潰してしまったら勿体ないです。元も子もありません。「楽しそうに」は自発で、積極性であります。それを大切にしてゆっくりと次の段階へ行くように誘導したいと心がけました。

 以前のことを思い出すと、今、「楽しそうに」次から次へと事実を書いている姿がとても好ましく思えました。 急ぐことはないのですね。事実の羅列がいいのです。

 


  私と一緒に勉強したい方は

今、数学ができなくても…

  以前、書店の店頭に高校レベルの数学を大人向けに編集し直した本が平積みされて大々的に売られたことがありました。大人が数学を楽しむようになったということでしょうか。

 私は子供の頃、数学がそれほど得意ではありませんでした。今は楽しめます。論理的思考が大人になって育ったのかもしれません。

  数学(算数)に必要な…論理的理解力の発達のスピードはその人、その人で違います。早い人もいればゆっくりな人もいます。

     一昨年ですが、数学で苦労したある方の手記を思いだしました。覚えていることを書きます。

    その方は中学校で数学が分からなくなり、高校生では完全に受け付けなくなりました。ただ英語は得意です。運の悪いことに高校の担任は数学の先生でした。「英語はできるのだから…数学はできないはずはない、怠けているんだ」と誤解され辛かったそうです。
 大学は入試科目に数学のない学部を選びました。その後、教師をめざし、どうしても数学が必要になりました。やむを得ず久しぶりに数学の勉強を始めました。すると今までのことが嘘のように分かるのです。どうしてだろうかと自分でもびっくりしました。多分、就職で必死だったこともあったかもしれないが、数学を理解できる脳の回路が育ったからではないかと思ったそうです。
 
 その方は数学が出来ない程度のことで苦しんではいけないと結んでおられました。 
 
 大分前のことですが、私もこんなことがありました。当時小4の教え子は小数ができません。いろいろ例を使って説明しても解けません。小数点をずらすところから受け付けないのです。やむおえず、その単元をとばしました。ところが、その4か月位後、再び小数点を解かせました。そしたら、ほとんど説明もしていないのに簡単に解けました。あんなに手こずったのがうそのようでした。
 子供の先のことはわかりません。
 追い詰めるのも諦めるのもどちらも正しくありません。「育つのをあきらめないで待つ」ことが大切です。



私と一緒に勉強したい方は

熊本…連休中に行った方の話

 熊本のご実家へ連休中行かれた方のお話を聞きました。貴重なお話ですので忘れないうちにレポートします。
 飛行機から熊本を見おろしたとき、その変わり様に胸を衝かれたそうです。ひとつひとつは判別できないものの多くのブルーシートが見えました。
 白川の清流は、泥の流れになってました。堤防はところどころひび割れてました。道路も陥没してます。それに阿蘇は火山活動が活発になり、何メートルか低くなったそうです。

〇お風呂の水が全部飛び出す
 ご実家では入浴中に地震(前震)に遭いました。お風呂の水が天井まではね上がり、湯船の水はなくなったそうです。 天井はびしょぬれ。断水になる前にと、すぐ湯船をいっぱいにしたそうです。ところが本震がきて、蓋も意味なく、水が全部飛び出しました。そのお宅は床をバリアフリーにしていたので、廊下まで水浸しに。
 別なお宅で入浴中に地震に遭った子供たちは、今も怖くてお風呂に入れないそうです。入ってもすぐ出てくると。
 私は日頃、断水に備えてお風呂の水は抜かないようにしているのですが、無駄ではと言うと、 その方はいや、地震が来た「後で」すぐに水を入れた方がいいと繰り返されました。生活水は確保したほうがいいのです。
〇生活水について 
 やはり、水の復旧が一番遅いです。原因には水道管の破裂したところが特定しにくいこともあるようです。 また、復旧しても高台のお宅は水圧の関係で、水の出るのは更に遅くなったそうです。
 とにかく、生活水を毎日ポリタンクで運ぶのが大変だったというのが一番の困りごとでした。(確かに1リットルボトル1本でも水は重い…。)
 年配の御夫婦のお宅はそんなに水は使いませんが、それでも大きいポリタンク2つ。1日に2回くみに行く必要がありました。 
 手を洗うこともままならず、アルコール、ウェットティッシュ類は売切れ、衛生面も悪くなり感染病の心配が。
 近所に貯水槽あったので汲みに行ったそうです。その水は煮沸しないと飲めません。トイレ用です。
 高台から平地に降りて、反対側の高台を登ってそこの給水所へ。満杯のポリタンクを持って、来た道を戻るという方もいたそうです。
 連休中は沢山のボランティアの方が集まってくれましたが、配置はうまくいってません。水を運んでくれるボランティアもあったらいいのにと思ったそうです。 
〇支援の格差
 食糧支援は報道の通り、地域によって格差があったそうです。益城町に一番集まったそうです。余った分を困っているところ(おにぎりが2人で1つのところもあった)へ持って行って欲しいと自衛隊の方に頼んだそうですが、「この地域と決められた物は他に運べない」と断られたそうです。結局、自治会の方が個人的に運んだそうです。
 ところで、自衛隊の方は東日本大震災のときは休めなくて大変だったと思いますが、熊本の場合は近くに駐屯地がいくつかあり、すぐに戻れて休め、交代して活動できたのではと聞き、少し安心しました。
 情報の格差もあります。多くの年配の方はスマホはもっていても情報検索の習慣はありません。情報はたまたま会ったご近所さんに教えてもらう。関東に住むお孫さんから給水場所などの情報を知らせてもらうなんてことも。
〇キャスター(車輪付き家具)の効用
 地震でテレビが跳ねると聞いたことがあります。熊本も壊れたテレビがたくさん外に捨ててありました。ところがキャスター付きの台の上のテレビは揺れが吸収され無事だったそうです。キャスターはすごいですね。こんなお宅もありました。キャスター付きワゴンが地震で左右に大きく動き、止めるに止められなかったのですが、揺れが収まって見るとのっていたガラスのコップが全部無事でした。
〇動物
 飼いネコはしばらく、こたつから出なくなり、エサも受け付けなかったそうです。久しぶりに会ったネコは痩せてたそうです。今もネコは不安なのかこたつに入るそうです。

 地震はおわりません。一日中揺れてる感覚です。昼間も揺れていますが、夜、ふとんに入ると特に感じます。最初の地震は夜でした。揺れで、目が覚めます。その度にこの揺れは逃げなくていいかと考えます。一度覚めるとすぐには眠れません。眠るには眠っているそうですが、疲れはとれないでしょう。そんな日が続いてるそうです。川内原発も不安です。停止して欲しい。でも、日々の生活の方で精一杯です。

 先日、職場で熊本支援で購入した人参を分けて頂きました。段ボール一杯のきれいな形の人参はすべてにタテに深くひびが入ってました。そのひびに添って包丁を入れたら、包丁の切れ目とひびは見分けはつかなくなりました。薄切りにしてサラダにしました。美味しかったです。今年の熊本のスイカも出来がいいと聞きました。


私と一緒に勉強したい方は

算数で遊ぶ:サイコロ2個でたし算

rabit1  たし算、ひき算など計算が全くできない教え子がいました。サヤエンドウの絵やクッキーの絵などで計算するカラフルで可愛いプリントを用意しても興味を示しません。
 一緒にプリントをした後、「わかったかな?」と、同じプリントを再度やってもらうと全部間違い…。
 実物なら理解しやすいかと、計算球、ブロックをつかったり、小さなお皿を何枚もつかったりしましたが、動かしたり転がしたり、電車ごっこになどになります。関心が別な方向へ行き、計算どころではなくなりました。
 
そこで、計算を「強制」するよりも、ゲーム感覚で算数を楽しませた方がいいと思いました。
 苦手だと思うものをやりたがる子はいません。
 嫌なのにやらせたら、もっと嫌になり更に出来なくなります。
 
 始めたのがサイコロゲームです。
 サイコロ2個用意して、先生と生徒で交互に振り、二つのサイコロの合計数が多い方が勝ちというゲームです。手書きで10回戦の勝敗表を作りました。合計数の多い方に〇少ない方に×をつけました。勝敗表にさりげなく「6+3=9」などと足し算の式を書き込みました。だんだん、教え子もおもしろがるようになり、時には式を自分で書き入れたがるようになりました。
 足し算ができなければ、予め一緒に紙に式と答えを書き出しました。計算ができなくてもいいです。答えを見ながらでもかまいません。 算数が「楽しい」と思ってくれればしめたものです。

 サイコロの絵の計算プリントはその日の宿題用に作りました。左下のボタンからPDFファイルでご覧になれます。
 
 訪問すると、教え子がサイコロを持って待ち受けてくれるようになった時はうれしかったです。

"サイコロでたし算”

私と一緒に勉強したい方は

不登校…何で役に立たない勉強をするんだ

「何で役に立たないことを勉強しなくちゃいけないんだ。」
そんな言葉が教え子の口から飛び出すことがあります。

不登校からやっと立ち上がり勉強したいと、私のところに来てくれました。
始めは慣れるまでゆっくりと…様子を見ながら徐々に課題を増やします。

それでも、出された課題を毎回こなすことは…
一人の勉強は孤独な作業です。


始めは頑張れても、嫌になるときだってあるし、辛くなったりすることもあるでしょう。そのうち無意味に思えて、
「何で、自分の生活に必要と思えない英語や数学などの勉強をしなきゃいけないんだろう」と
「日本から出なければ、英語は要らないし、因数分解って何に使うの、文字式って現実には使わないじゃん…」
そのとおりです。
意味を見いだせないで、自分で自分を机に向かわせるのはつらいです。


そこで、「勉強しないと…あとで困るよ」ということばは
一見、筋が通るように見えますが、これは脅しです。
不安を煽り、追い込むだけです。
じゃあどうしたらいいのか。理想と現実のはざまで悩みます。

私が不登校だったとき、大学受験資格検定を通りました。
それを聞いた母の第一声は「これで中卒でなくなった」でした。
(中卒が悪いわけではありません。私の場合は自立できてなかったので)
その時の母の表情は喜びではなく「安堵」でした。

母のことばに同調できる親御さんも多いと思いますが、
子どもとしては結構、傷つきました。
母は子どもよりも、「世間体」を気にするように見えました。
その時の母の表情も口調も今でも思い出せます。
楽しい思い出ではありません。
同情的に見れば、おそらく母は子供の将来が不安でいっぱいだったのでしょう。

そして、残念ながら
母の言うことは現実に正しくもありました。(でも嫌だったなあ)
大検を経て進学しなかったら、
親御さんに今のように家庭教師は任せてもらえないかもしれません。

さて、「無駄な勉強だ」とぶつけてくる子にどう応えたらよいのでしょう。
「学歴がないと後で困る」とか、「自分のためだ」とか…
そんなこと子ども自身が一番よく知っており、周囲の誰かに必ず言われてます。
それも一度や二度ではありません。
言う方は良かれと思ってるのでしょうが、子どもたちを追い詰めるだけです。
先述のように脅しの要素はぬぐえません。

不登校の子とは限りませんが
子ども達は自分は将来どうなるか、どうするか見えない不安の中に今います。
更に、不登校の子は常にこの不安に苛まれ続けています。ツライ。

不満をぶつけてくる子は、実は「不安」をぶつけてるのです。

まだ将来がどうするかもどうしたいかもわからないのだから…
可能性を広げるためのひとつの手段としていっしょに勉強しよう…。
それも言えないときで自分の子供時代を思い出して一緒にべそをかいたことも(苦笑)

それが精いっぱいでした。…これで良かったのかわかりません。

大人は理屈では子どもに必ず勝てます。

  折角不安を訴えてくれたのに、理屈でおさえつけては何にもならない。
  それは単にだまらせるだけです。

安心させ、勇気づけるマインドを発するようしたい。

こう言うと良いなどのようなマニュアルはありません。


 

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