ある日気が付いたら、子供が不登校になった。
周囲にとってはそんな感じを受けるのではないでしょうか。

それで、何が原因で学校へ行かないのか探します。
周囲は原因さえとりのぞけば解決すると思います。
不登校が始まったときはと…何があったか。
普通の思考ではそうですね。

でも、それはきっかけに過ぎないことがあります。
原因と思ったものをとりのぞいても不登校のまま…


不登校とは限りませんが…

日本のカウンセラーの草分けである、信田さよ子先生は
子供が問題行動を起こしたときは、
その問題はだいぶ前から始まっていた。
それが何年もたってやっと表面化したと。
「そのとき」だけをみてもわからないという主旨を述べられていました。

そんなに前ですから
本人も家族も気が付けない。

私の場合がそうでした。

十代後半で、ある医師にそれまでの経緯を尋ねられ
10歳のころに何かあったのではと分析されたことがあります。
しかし、母は「この先生何を言ってるんだろう」と首をかしげました。
母がそういうならと当時の私も同意です。
それに不登校は就学前、登園拒否から始まってました。


10歳にあったことと言えば、可愛がってくれたおばあさんと疎遠になりました。
精神的な居場所が減り、より不登校に拍車がかかったとは考えられます。
そういう意味でしたら、お医者さんの分析は正しいですね。
…後付けだと言われれば否めませんが。

さて、原因探しは役に立つのでしょうか。

さまざまな不登校の子と会う機会が多いですが、
あてはまった例に出会ったことはありません。
少なくとも
私の場合は役に立ちませんでした。

かなり後、大人になって
家族関係にも問題があったと気づきましたが、
一般的に家庭内の問題は気付くのは難しいです。
家庭は密室なので、極端な話、善悪さえ及びません。
家族がOKならば例え「悪」だとしても普通なのです。
感覚はマヒしてます。
例え気づけたとしても対処できたか…
難しいです。

誰のせいだと「犯人」探しになってしまい、
たいていは
母親の育て方が悪いことにしてしまう。
でも、
じゃあどうするのかと…何もいい考えが出てきません。
母親を追い詰めるだけで、

不毛です。



まずできることは…
外側から見てくれる信頼できる人をみつける。
色んな角度から見てもらえるよう
そういう人が複数いた方がいいです。
1人に頼り切るのはお薦めできません。
この問題ならこの人、あの問題ならあの人と。
不登校に関しては
学校へいかないことへの理解ある場がいいと思います。
学校へ戻すことのみを是とする人(ところ)だと、より子供を追い詰めます。
そういう点からみてもフリースクールなどのコミュニティとコンタクトをとるのもひとつの手です。

原因を特定できなくても「今」「ここ」でできることが見えてきます。
不登校の場合は一般的常識とは違う、
子どもに「してはいけないこと」があります。

家族を家族の外側から見ます。
原因探しよりも有効です。

とりあえず「家族という密室」から出ることです。


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