不登校の子、勉強のわからない子のためのプロ家庭教師です

困っている子のために

When one door is closed,many more is open. 「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」ボブ・マーリー
元不登校で共感力が強い家庭教師です。
家庭教師歴20年以上 大人の目線で見ない、世間の見方に流されません。 その子の道が必ずあります。

2015年08月

 不登校、学習障害とくくるのは抵抗を感じます。
 ひとりひとり、全く違います。
 それぞれのお子さんの様子をじっくり見て、その子に合う方法を見つけます。授業後にお母さんとたくさんおしゃべりして、いい勉強法を見つけることも多いです。
 子供たちは色んな人の目で、色んな角度で見てあげたいですね。私もその一人です。

守り人シリーズ「炎路を行く者」と8月の終戦放送

守り人シリーズ
「炎路を行く者」の感想を加えます。


 守り人シリーズの外伝、「炎路を行く者」を読みました。これは「蒼路の旅人」に登場した魅力ある人物ヒュウゴがいかにして敵国のスパイになったかを描いたものです。
 ヒュウゴの父は帝の直属の近衛兵で、ヒュウゴは忠臣教育を受けて育った少年でした。父親は帝を護って戦死し、近衛兵の家族は皆殺しにされます。ヒュウゴの母親と妹も殺されました。しかし、国が亡びたあと、実は信じていた支配者たちはうまく立ち回りその後もぬくぬくと暮らしているらしいと知ります。忠誠を誓った自分たちは駒に過ぎなかったと気づきます。ヒュウゴは葛藤し、新たな一歩を踏み出すまでが描かれています。
 


 たまたま、これを書き足しているとき、終戦記念日直前でした。
 この時期は戦争関連の放送が多いです。
 その中で、ある女優さんが若い頃、特攻隊の慰問に行ったときの話がありました。
 玉音放送で終戦を知った後、特攻隊の青年たちがそれを受け入れられず、特攻機に乗って飛び立って行ったと。その轟音をいくつも聞いたという話でした。すでに敵はおらず、戻れない装備の飛行機で飛んだということは自殺と同じです。彼らの母親がそれを知ったらどんな気持ちになるのだろうかと…戦争が終わったと後なのにと…女優さんは絶句しました。
 国のために死ぬことを徹底的に叩きこまれた少年たち。信じていたものが消滅したことは自分の立っている場所がなくなったことと同じです。床が抜けたような感覚…言葉にもできない、裏切られ、どこにもぶつけられない怒り。
 信じていた国に裏切られたのですから、死ななかった人たちも、自暴自棄になった人はほんとうに多かったと思います。
  戦後の子供達を写した写真展を見に行ったことがあります。その中にたばこを吸っている子供の写真がありました。その子供の目がヘビのように鋭くて怖かったです。すさんだ表情でした。

 この物語のヒュウゴは帝に仕え、帝のために生き、帝にすべてを預け何も考えずにきたのです。その国が亡びたあと、自分はなんだったのかと。荒れるヒュウゴが戦後の若者達に重なって見えました。
 国に忠誠を誓うよりも、自分に忠誠を誓いたい……悩むヒュウゴがひかれた言葉です。







私と一緒に勉強したい方は

奥行の深い児童文学 「守り人」シリーズ

当時小6の教え子に「精霊の守り人」を勧められました。

精霊の守り人 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社
2007-03-28


最近、TBSテレビのゴロウデラックスで
著者 上橋菜穂子さんがゲスト出演されたのを偶々みました。
番組の中で
文化人類学者の視点から、
為政者が文化の異なる国民に
よかれと思って自分の価値観で政治を行い悲劇を生んでいることにふれ
「善意ほど怖いものはない」と穏かな表情で語られたのが印象的でした。

「精霊の守り人」読みました。

その奥行のある世界観にすっかりはまりました。
随分前に発表された作品なのに知らなかったなんて…。

権力者の自分の権威を守るために伝説を作り、
歴史を改ざんする話なども盛り込まれ、
世の中を読み解く力の重要さを感じました。


たまたま並行して「昭和天皇・マッカーサー会見」豊下楢彦著・岩波書店を
読んでいたので頭の中でリンクしてしまいました。


こんな変わった組合せで読む人もあまりいないと思いますが。
このドキュメントは慎重に検証を重ねた本でした。
私が学校で習い、親から聞いていた「歴史」とは随分違いますので少なからずショックを受けました。

さて「守り人」シリーズ。
この物語は私の苦手な教訓めいたものはなく、
登場人物も魅力的で
ぐいぐいひきこまれていくストーリー展開のおもしろさにも魅せられました。

読み終わったらすぐに「闇の守り人」「夢の守り人」「虚空の旅人」と次々読みました。









「神の守り人」来訪編と帰還編を読み終わりました。


この物語も人間の心に対する深い考察を感じる物語でした。




差別される民族に
圧倒的に大きな破壊の能力を持ってしまった少女が登場します。
紆余曲折の後、
差別する側を破滅させ、
同族をたすけるためにその力を使うことを要請されます。
それは大量殺戮を意味します。
少女は拒みます。
ところが、
同族の女性の殺されそうになるのを目の当たりにして
少女の怒りがふくれあがります。
はげしく怒りを燃え上がらせながらもその力を使いたくないという
少女の葛藤と結末が心にひびきました。

物語はだれかを悪人にせず、
主人公を妨害する人々にも
どうしてそうなるに至ったかの裏付けもしっかり描かれています。

勧善懲悪ではない。

この物語の視点がほんとうに必要です。




(追記)
終わりの三部作へつなぐ「蒼路の旅人」、


「天と地の守り人」三部作も読み終わりました。




これで本編10冊を読み終わりました。

外伝を読み始めています。




軽装版 炎路を行く者 —守り人作品集— (軽装版偕成社ポッシュ)
上橋 菜穂子
偕成社
2014-11-18   ※この本は 
           「守り人シリーズ
           炎路を行く者と8月の終戦放送」に
           感想をまとめました。



本の版は読んだものを選びました。

「守り人」シリーズを全部読み終わったら…

教え子に「獣の奏者」シリーズを勧められました。

すぐに次に移るのがもったいない…
しばらく余韻に浸りたい…。
でも読んじゃうかな。

守り人シリーズは私にとって今夏の大収穫です。





私と一緒に勉強したい方は

人格を変えてしまう 超エリート職場

以前こんな話を聞きました。
時間も経ちましたので
思うこともありまとめてみました。

人間としておかしくても出世できる職場があります。

反社会的な職場ではありません。

高級官僚です。

そんな親戚がいました。
私とは親子以上に年が違います。
ですから、親族の集まりでは私は子供で全く接触はありません。

その方が官僚の現役バリバリの頃ですが、
正月の集まりで
年長の従兄が「子ども時代のように年上でも『〇〇ちゃん』って呼び合えるけど
彼は、呼びにくくなったね」と笑いながら話しているのが聞こえてきました。
ふと従兄を見たら、ふんぞりかえった感じの人が隣に座ってました。
感じが悪い人だなと思いました。


その方の定年後
何十年ぶりに親族の集まりがありました。
その方から初めて声をかけられ、昔話を楽しそうに聞かされました。
感じが良かったです。

ところが、その数年後です。
法事のことで初めてその方のお宅へ電話をしました。
その方が電話に出ました。
丁寧にあいさつしても返さない、
話しかけても返事をしない、電話の向こうでだまってます。
何とか法事の日程を聞きだしました。
社会経験を積んだはずの大人に、こんな失礼な対応をされたのは初めてでびっくりしました。

電話を切って、ふつふつと腹が立ってきました。
後で、その方の妹の方に話すと「あそこは奥さんじゃないとダメ」と言われました。
その上、お子さんも父親を嫌っていると聞かされました。

その方のお母さんはかつて「ああいう子ではなかった」と嘆いたとも聞きました。
お母さんは本当にやさしく穏やかな人でした。
私もやさしくしていただきました。

さて、
官僚現役時代はどうだったかを聞きました。

若い頃、出向先の役所で「下へも置かぬもてなし」をうけた。
海外へ政治家に同行して戻ると「政治家は馬鹿だ」とよく家族に言っていた。

官僚あるある話で聞いたことはあったのですが、本当だったんだと思いました。

あの電話のような非礼な態度をする人が通用する職場ってどんなところなんだろう。

全員がそうだとは決めつけられませんが、
でも思いやりある人でも、それを保つのはかなりの至難のわざではないかと。
所謂日本を動かす、エリート集団ですからコワイものを感じます。

後日、その方の奥さんが病気になり入院して、「その間だけ」の約束でその方は高級施設に入所しました。
ところが、奥さんは退院し、お子さんが引き取った後もその方は入所したままだそうです。
お子さんはその方が外出して施設にいないと分かっている時間に着替え等を届けに来ると職員の人から聞いたそうです。

家族にさえ嫌われるのは極端な例かもしれません…
それに…お子さんも最期にちゃんと引き取られたそうです。

官僚という職業現場では人間らしさを保つのは大変なことかもしれません。











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