不登校の子、勉強のわからない子のためのプロ家庭教師です

困っている子のために

When one door is closed,many more is open. 「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」ボブ・マーリー
元不登校で共感力が強い家庭教師です。
家庭教師歴20年以上 大人の目線で見ない、世間の見方に流されません。 その子の道が必ずあります。

2015年01月

 不登校、学習障害とくくるのは抵抗を感じます。
 ひとりひとり、全く違います。
 それぞれのお子さんの様子をじっくり見て、その子に合う方法を見つけます。授業後にお母さんとたくさんおしゃべりして、いい勉強法を見つけることも多いです。
 子供たちは色んな人の目で、色んな角度で見てあげたいですね。私もその一人です。

クラスで浮いてた女子生徒

学校と市の児童相談所との協力の例をききました。

中学三年生、女子とその担任の先生の話です。
その子は両親の離婚で、母子家庭です。
彼女の生活は荒れ、夜遊び、遅刻、教室では暴言、不登校気味でした。 
クラスメイトから浮いてしまう状態です。
やがて他の子供たちがその子の悪口を言うようになってしまいます。
先生はそれに対して直接注意をせず、他の子供たちの中に入りその子たちの色々な悩みも聞きました。
信頼関係を築いてから、彼女への協力を頼みます。

体育祭があり、クラス旗つくりを彼女に頼みます。にべもなく断られましたが、一週間頼み続けたら、不承不承、承諾してくれました。
しかし、思わぬことに自らすぐに下書きをしました。その図案はクラスの皆も認めるいいものでした。


その後、母親がいなくなり、兄妹だけでの生活になったと児童相談所から知らされました。
本人は母親がいないと「さびしい」と漏らしました。
そして、夜遊びをする生活に戻ってしまいました。
学校では昼食を抜くように。「ダイエットをしている」と強がりました。
先生は自分の妻に頼んで毎日おにぎりを作ってもらい、目立たないように机の中に入れるなどして渡し、結局卒業まで続けました。彼女は不満をいいながらも食べました。
学校を休んだ日は先生が家に届けました。
ときには居留守を使われたり、変態よばわりされたことも。

二学期に入り受験期の子たちと距離ができ、彼女は違和感をもち再び学校に来なくなりました。
しかし、翌年初めに友達の喫煙をやめさせたいと心配して彼女は先生に相談に来ました。
それを通して人を思いやれる看護の仕事が向くのではと先生は気付き、勧めました。

彼女は看護関連の高校へ進学し、アルバイトをしながら通学しました。
卒業時に彼女からおにぎりが美味しかったとだけお礼を言われたそうです。







私と一緒に勉強したい方は

教育の原点が見える「チーム・ブライアン」

チーム・ブライアン
ブライアン・オーサー
講談社
2014-11-21

「チーム・ブライアン」(講談社)を読みました。
教育の原点が語られてます。
ブライアン・オーサーは言わずと知れた、フィギアスケートのキム・ヨナ(バンクーバー五輪)と羽生結弦(ソチ五輪)、二人のオリンピック金メダリストのコーチです。
この本はブライアン・オーサー氏へのインタビューで構成され、羽生結弦選手との対談も収められています。

金メダリストを出してもブライアン・オーサー氏は謙虚です。
自分のところに来る前に選手を支えたあらゆる人、コーチの方々への尊敬と感謝を忘れない。
自分のところに来たスケーターはうれしいことにいろんなクセやスタイルをもってきてくれると。そこに前任者たちの愛情を感じると述べています。

チーム・ブライアン…ブライアン・オーサー氏は他に20人以上のコーチとチームを組んで ます。それぞれの得意分野を生かして選手を見ます。

どういうコーチングをしたらいいか 選手の特性をじっくりとみて最良の方法を見つけます。
例えば
ジャンプひとつにしても羽生選手とハビエル選手(スペイン初の男子世界選手権メダリスト)はまったくタイプが違うといいます。
ハビエル選手に羽生選手のようなジャンプを試して合わないとわかると、
ハビエル選手に合うジャンプで加点を得られるにはどうしたらよいかと
綿密にリサーチし、良いプログラムを考えます。

プログラムを組むのもハビエル選手にはいろいろアドバイスしますが、
羽生選手は自分の世界観をもっているので安心して任せているなど対応が違います。

プライベート面もハビエル選手はカバーが必要、羽生選手はひとりでいたいタイプと対応します。

要はその選手にとって何が必要で必要でないか見極めます。

また、本人が納得するまで根気よく、待ち続けます。
例えば練習量
オリンピックに自分のピークを合わせるピーキングについて述べていますが、
そのためにはトップスケーターは多すぎる練習量を調整する必要があります。
しかし、トップスケーターほど練習量を減らすのを嫌います。
その必要性がわかるまで経験をつませ、納得するまでじっくり待ちます。

そして何より大事にしているのはフィギアスケートを楽しんでもらうことであると。

メダルをとることが最終目標ではありません。

例えば、キム・ヨナ選手について
チーム・ブライアンでレッスンを始めた頃は泣いている練習しか印象に残っていない、スケートの楽しみ方を知らないと思ったそうです。
バンクーバーオリンピックの頃には笑顔がでて自ら楽しめるようになっていた。
その後、残念ながらチームとは別れてしまったそうですが、
キム・ヨナ選手がもし、「(ブライアンが)スケートをする喜びを発見させてくれた」と思ってくれたらとてもうれしい。
金メダルよりも大切な宝物になるはずだと述べています。

じっくり、その子の特性を見て、その子に合う方法を見つける。
本人が納得するまでじっくり待つ。
その子にフィギアスケートの喜びを味あわせる。

チーム・ブライアンは、かなり贅沢な「教育機関」ですし、
始めからモチベーションのある選手がくるなど恵まれていますが…

教育の原点として学ぶべきものがありました。








 

私と一緒に勉強したい方は

55は5の組合せでなくて塊に見えるよ

 算数を受け付けない子がいます。

 算数(数学)は抽象の学問です。

 その子は抽象化が得意ではありません。
 例えば鉛筆の「5本」とお皿の「5枚」は抽象化すると同じ「5」です。
 しかし、その子は、別々なものと捉えてゆるぎません。同じ「5」と説明をしようとして「5」と紙に書いたら、新たに「紙に書いた5」が加わって更にややこしくなり…。

 確かにお皿と鉛筆は違う物体ですね。その子の見え方を簡単に否定したくありません。

  数を順番に書けない子は、数字をどう捉えているのでしょうか。

  数字は0~9の数字を組み合わせれば無限に数をあらわせます。
  ところが、その子は全く違う文字と捉えるようです。
  1~100なら100種類、1000までなら1000種類…別々の文字と認識してるようです。例えば55を5と5の組み合わせと分解しないのですね。塊として見ます。ですから全部覚えなくちゃいけなくなる。計算が出来ない上に意味の分からない字を沢山書こうとするのはつらいですね。

   抽象概念の発達速度は人によって違います。

 計算力は生活するうえで必要です。しかし、「出来ない」からと焦って追い詰めないこと。算数を本格的に嫌いになってしまいます。やがて数に拒絶反応をするようになってしまいます。そうしたら出来るものも出来なくなってしまう。

 ある日、その子から算数は嫌いだという言葉をきいたときは、さすがに考えてしまいました。
 それでお母さんの了解を頂き、計算問題をやめ、数の遊びに切り替えました。
 いろいろ試した中で、補数スゴロクとサイコロ足し算(別項参考)を楽しんでくれました。やがて授業に行くと教え子がスゴロクとサイコロを用意をして待ちかまえるようになりました。算数をしているとは思ってなかったようです。でも進んで計算をしてくれました(笑)。かわいいですね。

 できるできないは問題ではありません。楽しんでくれればいいのです。計算を間違えても追及せず、違うよと直してさっさと次に行きます。数を楽しいと思ってくれれば成功です。
 
  こちらの発想を変えたいと思います。
  他の人と違う捉え方ができることはむしろその子の「強み」であると。
  相対性理論で有名なアインシュタインは発達障害でした。彼は計算が遅く誤りも多かったそうです。 でも、走っている電車を見て、電車が止まっていて地面が動いている…このような発想は彼だからこそできたのでしょう。 その「強み」で彼は科学に革命を起こしました。






私と一緒に勉強したい方は

先生は「チーム」で

 ある女の先生の話を聞きました。その方が10年前、初の担任で小5のクラスを持ったときのことです。
 1人、男の子が乱暴で授業中に歩き回り、授業を妨害します。注意しても「クソババア!」とまったく受け付けません。他にその子に同調する子ま出てきて学級は崩壊状態に なってしまいました。そんな日々が続き、先生は疲れ切り、とうとうストレスで片耳が聞こえなくなりました。

 そんな中、先輩の先生が声をかけてくれ、よく食事に誘ってくれました。
 注目すべきは、先輩の先生に「大丈夫?」と聞かれたら、「大丈夫」と答えて何も言いだせなかったという彼女の言葉でした。誘われて、一緒に食事を共にする中でいろいろ悩みを話せたということです。そして「みんな同じように悩んだ」と励まされ、色々なアドバイスも受けられたそうです。
 先輩の先生のアドバイスで、校長先生にも実情を知ってもらいました。
 その小5の男子の家庭に問題がありました。母親がいなくなる等あり、妹の面倒や家事がその子にすべてかかっていたようです。洗濯物に手がかかり、遅刻することもありました。
 担任の先生はその子と何とかコンタクトをとりたいと、休み時間にその子を見ていたら、サッカーが得意だと見えてきました。そこで、「一緒にやろう」と声をかけました。はじめは「女が?」嫌がられましたが、先生はゲームに加わり「大人げなく」力いっぱい走り一緒にサッカーをしました。

 だんだん乱暴もおさまり、卒業するときには「ぼくたちのことを忘れないで」とまで言ってくれました。

 その先生は最後に先輩の先生の励ましと協力が無かったらここまでできませんでしたと。
 他の学校に転勤で移りましたが、そこでも率先して先生同士の親睦を図っていますと話しておられました。

 先生よチームを作れ…です。







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