過日、NPO法人 自由創造ラボたんぽぽ主催「東京サドベリースクール」の外部理事の蓑田雅之先生の講演へ行きました。
お話を伺って「安心できる」そんなあたたかい講演でした。

蓑田雅之先生のプロフィールをご紹介します。
「東京サドベリースクール」の元保護者、現在は外部理事。
 子どもがオルタナティブスクールに通うようになり、従来の学校教育のあり方に疑問を持ち、教育分野の研究に着手。自立した人間を育てるための保護者のあり方を探求する活動を行っている。
 各地で開かれるお話会では「サドベリー教育」について講演し、多様な学びを広げる活動を行っている。目標は「不登校」という言葉をこの世からなくすこと。「当日配布プリントより」(2018年)

蓑田先生のお子さんは不登校ではありませんが学校へ行かず、学びの場として東京サアドベリースクールを選ばれたそうです。現在、お子さんは興味あることを見つけると、自分でコンタクトをとって行くことをきめるなど自ら積極的に行動をおこしているそうです。

蓑田先生は自分の考えを押しつけず、人の話を親身に聞く、そんな姿勢の方でした。お話の様子では、ご家庭での話し合いをよくされているように見受けられました。特にお子さんの将来も、どんな未来であっても子どもが幸福ならいいのではと話し合ったエピソードは印象的でした。

講演の概要として
次のようなプリントを頂きました。

おはなしワクチンまとめ

〇不登校は法律的に見ても問題行動ではない。
〇義務教育は親の就学義務で、子どもの義務ではない
〇だから、子どもが不登校になっても慌てない。
〇不登校はチャンスでもある。
〇世の中には学校以外の魅力的な学びの場がある
〇不登校になったら学校以外の教育を選択する
 サドベリー教育 シュタイナー教育 自宅学習……
〇サドベリー教育はその中のひとつ
〇親も子も、同じ未熟な人間として対等であると考える
〇子どもを独立した人間と考え、親の価値観を押しつけない
〇子どもには自由とともに責任を与える
〇自分で考え、自分で学んでいく力をつける

興味のある方は蓑田先生の下記のサイトにアクセスしてくださいね。

講演の半ばでは参加されたお母さん方とグループをつくり、不登校についての悩みや、先生のお話について思ったことなどを話し合い、再度、講演にもどり、最後は質疑応答する、そんな催しとなりました。こじんまりした講演でしたから、質問もしやすく、あたたかみのある催しでした。帰りにこの講演の主催の方たちから、ラヴェンダーのアロマのお花を頂きました。

この講演の主催  ↓ホームページリンク
 神奈川県藤沢市で、不登校相談、子どものフリースペース、親の会などを運営。講演会や講座など、不登校への理解啓発活動を積極的に行い、誰もが自分らしい教育を受ける社会づくりを目指して活動中。    連絡先は labotanpopo@gmal.com

この講演のまとめ ↓
通学しないのは同じ…外出できない不登校と外出できるサドベリー…蓑田先生の講演①へ
サドベリースクールの体験を通して…蓑田先生の講演②へ


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