ss不登校の子が、ゲームばかりをする…それに不安を覚える話をよく聞きます。
フリースクールの方に伺うと、心配いらないとのアドバイスを聞くのですが…すぐに納得できません。

それについての裏付けともいえる番組を見ました。
以下その内容です。

ETVスーパープレゼンテーションの再放送を見ました。
心理学者のスピーチでした。(好評で何度も再放送されてるようです)

「心にも応急手当てが必要だ」  ガイ・ウィンチ
ニューヨークで活躍する心理学者でセラピストのガイ・ウィンチが登場、心の応急
手当ての必要性を訴える。失敗して悩んだり、拒絶されて孤独感にさいなまれたり.
.....誰もが経験する心の傷。しかし、ウィンチによれば、こうした心の傷を手当て
する方法を身につけている人はほとんどいないという。心も体と同じくらい大切に
メンテナンスする必要があると語るウィンチ。プレゼンでは、手軽にできる心の応
急手当ても紹介する。
(NHKのホームページより)

まとめるとこんな内容です…
心も体と同じように傷つく。
 体は傷つくと手当をする。
 心の方が体よりもきずつきやすい。
 ケガしたらすぐに絆創膏を貼るし、
 骨折したら手当をする。
 でも心は傷ついたら「気のせいだよ」「そのうち治る」と放置する。
 心はつらければ体に影響が出る。


ある中年女性の話
 彼女は離婚後、やっと立ち直り、ネットで知り合った男性とデートした。
 収入もあり、自分に気もありそうだ。
 最高におしゃれをし、初めて男性と会った。
 ところが、デートの最後に「ごめん」と男性に言われて去られた。
 拒絶されたショックで
 女性は”友達”に電話したら
 「あなたお尻が大きいし、話もつまらないわ」と言われた。
 なんてひどいことを言うのか…

 実は…これは彼女自身が自分に言ったことばだ。

 心が痛い時は自分に優しくして自尊心をまもらなくてはいけない。
 ところが、自分で自分にひどいことを言い続けさらに傷つく。

一番悪いのは失敗を反芻すること。
 
 何度も何度も失敗を繰り返し思い浮かべ実感する。
 悪いことを反芻するのは、傷口に塩をぬりつづけるのと同じだ。
 
 でも止められない。

悪いことを反芻しないようにするにはどうしたらいいか。
簡単な方法は
 思い出しそうになったら別のことを考えるようにする。
 統計によると2分間気持ちを反らせば反芻が止まる。
 例えば、スポーツや映画など集中できることをする。
 もっと手軽にするなら携帯ゲームやスーパーの品物の陳列順を思い浮かべる。
 何でもいい2分間気持ちを他にそらす。

……以上が印象に残った内容です。

冒頭の話に戻します。
 登校の子がゲームばかりをするのが心配
 それに対して
 不登校の専門家は
 ゲームをしながら回復をしています。
 だから好きなだけやっていいですよと答えてます。


先ほどの心理学者の話で更に納得できます。
 ゲームをすることでその間は
 悪いことを反芻しないですみます。
 学校から離れた不安感、哀しさ、自分をダメだと思う。
 暗く、揺れ動く自分。
 自分で自分を責めて自尊心を傷つけます。
 自己評価の低下。
 ゲームをする間は、他に気持ちをそらせます。
 自分の傷口を広げないですみます。





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