人はその人のスピードで発達します。

早い人もいればゆっくりな人もいます。

学校のカリキュラムは
この学年は具象概念を中心に履修しようとか、
抽象概念の勉強はまだ早いとか。
子供の発達にそって組んでいるかと思います。

余談ですが、
以前、幼児教育会社の説明会で「蟻」とうい漢字は幼稚園児もよく覚えると聞いたことがあります。
つまり、身近に蟻がいれば、実体(具象)と文字(抽象)がむすびついて難しい漢字も覚えるというわけですね。もしかしたら「蟻」は覚えるけど、「義」は意味が抽象的で幼児は覚えないかもしれません。


話を戻します。そのカリキュラムに対して
修得の早い人もいるし、ちょうど良い人もいるし、ゆっくりな人もいます。
当然ですね。
人間は工業製品ではないのですから。
ところが、早いと褒められ、ゆっくりだと「心配ですね」ということになります。

カリキュラムを厳守すれば、
早い人は分かりきっていることを繰り返され
授業がつまらないでしょう。苦痛になる子もいるかも。

以前、IQの高い友人がいました。
彼は小学校4年生のとき、自分の画を先生に直され、
日本の学校教育はダメだと実感したそうです。
自発的に中学受験をして合格したそうです。勉強も好きだったのですね。
ところが、高校はほとんどいかなくて
久しぶりに教室へ行ったら机がなかったと。
近くの席の子に手伝ってもらい机を運びこんだそうです。
その子と仲よくなったと楽しそうに言ってました。
彼は突出してたので
変わってると言われ続け、社会に出てからも
地球人じゃない…とうとう宇宙人にされました。
いろいろなことで、日本に絶望して真剣に海外に移住することも考えたと言ってました。


ゆっくりな子もつらいです。
「出来ない、出来ない」と言われます。
周囲の人は「自分は一回しか言ってない」と思っても、
結局あらゆる人からそう言われることになります。
すごい暗示になります。
自分には生きる価値が無いと思い込んでしまうことになります…二次障害です。
生き方そのものを負の方へ変えてしまいかねません。
自分の存在を否定されることと闘うため
反社会になったり(非行)、自分を社会から隔絶したり(引きこもり)。
いろいろあります。

修得の早い子の飛び級を認めないのも、
ゆっくりな子を他と比べて『善意で』御心配ですねと言うのも
無邪気で悪気がない分、根が深いです。
(「違いを認めない」参考)

学校カリキュラムは最大公約数です。
管理する側は便利です。
でも突出した子を切り捨てかねません。
そのことを感じられてる方は多く、
カリキュラムの扱いに苦慮されてると思います。


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