子育てがうまくいかないとき、よく「親の愛情不足」と言う人を見ました。

 以前は私もこの言葉がもっともらしく聞こえて抵抗できませんでした。

 しかし、釈然としません。

 では、どうすればいいかと言えば…実に抽象的です。
 「もっと子供に寄り添って下さい」とか
 「もっと子供の気持ちを受け止めて下さい」と通り一遍の言葉しかでてきません。
 お母さんたちは、そんなことさんざんしたのに…。これ以上どうすればいいのか
…私の産み方が悪かったのではと人知れず悩み、悲しみ…そして現状を見ると逆らえない言葉。

 この言葉は不毛であると言い切り、現状をよく見て、その現状に寄り添う具体的な対処を見つけるべきだという提案をこの本で読みました。

  いくつかの例が紹介されてました。
  子供に愛情を持てないと自分を責めているお母さんがいました。
  その子が発達障害だったとしたらどうかと。
  そうとは気づかず子育てをすればほとんどが思い通りにならない失敗体験ばかりになります。
そして自分が駄目だから子育てがうまくいかないと疲れ切り、無力感に陥ります。そして自分は愛情不足ではないかと落ち込むわけです。

  愛情不足と抽象的な言葉で断じるのではなく、そのような子にどのようにすれば効果的か、具体的なアドバイスと勇気づけや励ましがそのお母さんの現状を好転させるのです。

  また、料理を全く作らないお母さんがいました。いったんは愛情不足による育児放棄と判断されそうになりましたが、実は料理のスキルがまったくなかったそうです。
  包丁の使い方など料理の基本のスキルをつけることから改善したそうです。

 本書は「親の愛情不足」と言われて傷ついた親御さんは多いと結んでました。

 私も愛情不足と言われて傷ついたお母さんを知っています。

 本当に「親の愛情不足」は不毛な言葉です。

 こちらあでも、この本については↓でもふれています。
「無神経な正論」への反論
 



私と一緒に勉強したい方は